最悪な1日に小さな幸せ

悪いことは1つあると立て続けに連鎖する。
今日は一年に一度あるかないかの最悪な日だと思った。

朝からドイツ語の勉強をしていた。試験を3週間後に控え、初めて過去問を解いた。
結果は想像以上に酷かった。手応えが何一つなかったのだから想定通りと言えば想定通りなのだけど、それでも信じられなかった。

12時になり5月に受験したToeicの結果が出た。手応え的にはこちらも悪かったのだが、問題そのものの難易度が高いという声が多く点数的にはもしかしたら上がっているのではないかと期待していた。
結果は惨敗だった。前回受験をした2年前から100点以上も落とした。いつもより勉強したのにこの結果なのだから、自分を責められずにはいられず。
「何をしていたんだろう」という言葉が頭の中を反芻した。

努力が報われないことは何度も経験したけど、こうも立て続けに続くと辛い。努力で自分の弱さを打ち消してきた人生だけに余計辛い。

バチが当たることでもしたのだろうか。
厄年だからか。

今までの努力が足りなかったか。

紛れもなくそうである。努力が足りてないことに終わってから気づくのだから、人間は弱い。


気分転換にカフェにきた。
週に1度来るようになった行きつけのカフェだ。
いつものようにアイス黒蜜カフェオレを頼む。
ほどなくして注文品が来ると、嬉しいことがあった。
この店はサービスでビスケットが付くのだけれど、今日は2枚付いていた。

表情に気持ちが出てしまっていたのかもしれないと恥ずかしい気持ちの後に、嬉しい気持ちが今日初めて湧いた。

まだ頑張れそうだと思った自分は、弱そうで強い人間なのかもしれない。

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