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ドイツと日本の生活で感じられる差分
日本で住んでいた私がドイツに来てから3週間が経ちました。平日の仕事と休日の遊びを繰り返すうちにだんだん学習をして、最初はびっくりしていた部分も慣れて来ました。何処か新しい世界に入ることで新たな発見をしている時期は、以前知っていたものとの差分がはっきりしていて貴重な瞬間だと思ったりします。慣れてしまうと当たり前のことでも、その差分によって普段の当たり前の有り難さや不便を再度認識することができて、そんなノートを書いてみます。
羨ましかったドイツのこと
部屋やオフィスのスペースが広い
ホテルの部屋でも、友人宅でも部屋が日本のビジネスホテルや住宅よりも広く、オフィスでも一人当たりに与えられるデスク、キッチン、作業場などのスペースが倍以上に広かったです。もちろん、ドイツの首都圏では日本と似ている部屋も多いと思いますが、今回のドイツ南部の地域ではそうでした。
コーヒータイムが勤務時間?
多くのドイツ人の同僚が「コーヒーエリアこそ、仕事に関するクリエイティブな会話が発生する場所だよ」、「あのコーヒーマシンは我々のプロジェクトに貢献している」とかを言い、朝8時と昼食後はコーヒータイムというルーチンを取っていました。長さは大体30分で、会話のトピックは休日の出来事から仕事の話まで様々でした。日本で仕事をしていた私からするとコーヒーラウンジで30分も毎日同じ人と駄弁ってサボっているという感覚になりますが、きっちり仕事時間としているようでした。
7時に就業開始、4時に就業終了、1日の仕事は10時間まで
私が出会ったドイツ人の中でも、もしかしたら年齢別・役職別に少々異なるかもしれないですが、20-30代のドイツ人の同僚ですと1日に8時間ぴったり、定時に切り上げる人ばかりでした。頼まれたタスクが終わってなくても、プライベートの時間を優先しますし、こうして終わらないタスクの量が増えるとマネージャーに優先順位を決めるようにお願いして、やるタスクとやらないタスクを決めるように(やらないタスクはしょうがないことになる)しています。
日本の場合は同僚やお客様のためにミーティング前日の夜の以来に対しても残業をして答えるみたいなこともあったりしますし、12時間以上勤務することも多くたると思いますが、ドイツの法律で仕事は1日10時間までらしく、8時間の業務時間内に終わらなさそうな仕事は諦めて早く切り上げる方を取るドイツ人が私の周辺には多かったです。
休日には携帯電話を切っておくとか、休日に携帯で電話をかける上司はダメ、とかそんなことも言っている人がいました。個人的には上司が休日電話を出てくれるのは嬉しいことだと思ってまして、一回だけ金曜のホテルのチェックインで困っていたのですが、承認関連で休日でもメール見てくれてたのはありがたかったなと。
高い賃金と長い有給休暇
賃金がおおよそ日本の1.5倍。そして、多くの休日。知っていましたが、一人当たり背負っている仕事量は日本の方が多いのに、真隣りで格差を感じちょっと落ち込みました笑。40代のドイツの方には最近の20代のドイツ人の若者の傾向とドイツの国家競争力を心配している方もいらしていました。例えば5年目の経験者の従業員より高い給料に社有車の支給を要求していた新卒の人もいれば、若者の間で週4日勤務(給料は現状の週5日と同じ)を謳っている空気もあるとのことです。仕事をしたくない若者の気持ちもわかりますが、結局は「資本主義と市場競争理論」という現実にも目を向けないといけないですもんね。
安い食料品
日本で普通のいちごがスーパーで一パック400-500円で取引されるようになったのはJAさんの成したものだと思いますが、ドイツでは果物、野菜が安く手に入ります。ビールは500mlのものが1ユーロ、なんなら数セントで買えますし、チーズやヨーグルトのような乳製品も日本の価格の0.3-0.5倍で手に入ります。ドイツでのほとんどの1人夕飯の日は帰宅しながらスーパーに立寄り、ヨーグルトや果物にパンとビールを買ってホテルで食べていました。
ドイツ国内の果物の価格が安すぎて心配しているドイツ人は、日本のJAや韓国の農協のように果物の輸入による価格の低下や自国農民の負担を減少させるという方針を羨ましがっていた人もいました。
美人と痩せ型と肥満型の人が多い
女性には身長が高くグラマラスでスタイルの良い方が多く、子供たちはまるでお人形のよう。男性には日本よりも痩せ型と肥満型のどちらかで極端な方の数が多いような印象でした。痩せ型、肥満型のどちらにしても他人の体型なんてそんなに気にしないです。野菜に人を例えることがあり、身長が高すぎる同僚はアスパラガスとかでイジられていました。
恋しかった日本のこと
キンキンに冷えたコンビニの飲みもの
ドイツでもスーパーでキンキンに冷えた飲み物を売っているところは多いですが、問題は私が滞在していたホテルには冷蔵庫がなかったこと(ドイツは冷蔵庫がないホテルがデフォルト)と、日曜や夜中になるとスーパーが営業をやらないというのが大変でした。暑い真夏に汗だくになったときに一番欲しかったのは氷の入ったコーラを飲みたすぎて、マクドナルドで一番大きなサイズのコーラを注文して(3.5ユーロ、日本円で500円)で10分で飲み干しました。高くてうまいコーラだったな…
エアコン
エアコンもデフォルトでホテルに入ってないことが多いです。南部ドイツの夏は湿気が少なくドライで、気温が高くても日陰のところに行けば涼しくなりますし、夜中は何か羽織りものがあると丁度いいくらいに結構冷えるのでエアコンがないことが多いのかも知らないです。地球温暖化の影響か、最近建てられたホテルにはエアコンがあるホテルもありましたね。
日本人と日本語の言葉と韓国人と韓国の言葉
同僚のドイツ語を真似しながら生活ドイツ語を練習していて、まるで子どもになった気分です。久しぶりに会議で日本の方と日本語を話して、「そういえば自分こんなに日本語上手かったよな」とちょっと自信があがりました笑
あったかい夕飯
何処かに同僚と外食することもありますが、大抵はみんな午後3-4時になると帰るので5-6時と彼らよりは遅く帰ることが多いです。綺麗な田舎だった自分のオフィスからホテルまでの間にあるスーパーALDIが結構楽しくて、電子レンジもない、オーブンもないホテルで食べられるものを買ってました。冷たいチーズにパンやスナック、冷たいビール、冷たいピーチとトマト。上手いけど、ここ数日ずっと食べたいと思っていたのは日本食でも韓国食でもやく熱々のボロネーゼスパゲッティーです。多分、友人のお家に遊びに行って、奥様が出してくれたトマト野菜スープが熱々でとても美味しかったからその余興からかもしれないです。
高速データと無制限データ
日本では高速データプランで無制限に動画視聴やネットサーフィンができるのに、ドイツでは容量制限があっまり、ホテルでも部屋にwifiが届かなかったりと日本ほど便利に使えてなかったです。次回は無制限eSIMを買ってQoLを高めたい。
残業してくれる人
日本や韓国では自分の担当の仕事で緊急依頼があると残業をしてくれる人が多いですが、ドイツでは回答が終わらなくても定時に家に帰るのでなかなか進められないことも多いので、日本で残業していた自分と周りの人に改めて感謝だと感じました。
ドイツにあって日本では稀なもの
フサスグリ、赤スグリ
ドイツのスーパーでは7月中どのでも置いてあった気がするこの丸くて可愛いベリー系の果物。気になって買って食べてみたのですが、酸っぱいベリーでした。どうして食べれば良いのかわからず、ホテルの洗面台で洗ってそのまま食べたり、ヨーグルトに入れて食べてみたのですが、今ググると加工して食べることが多いらしくどう食べ切るか考え中です。
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ぺったんこ桃とぺたんこスモモ
Plattpfirsichというらしいのですが、フランス人のyoutuberのフランスのおすすめ動画から知りました。ドイツのスーパーでも夏なら何処でも売っているような気がします。2ユーロで、拳より小さなサイズのぺったんこ桃6-8個くらい買えます。
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