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オーバーダビング

中学生の時ハマった遊びがオーバーダビングです。

これは誰に聞いたわけでなく、一人で遊んでいて見つけたものです。

ダブルラジオカセットなるダブルラジカセを使って、1のデッキに一度2のデッキで録音したカセットテープを入れて再生しながら、ライン(AUX)にミニキーボードをつなぎ同時演奏したものを重ねて、2のデッキに録音するという方法です。

もちろんオーバーダビングという言葉も知りませんでしたが、こういったことをなんとなくやってバンドの各パートのいわゆる合奏をキーボードでやってました。

始めにリズムとベースを録音し、ギターとか音を変えてどんどん重ねていくのです。

もちろん全部一発録りですから間違えたらそのまま行くかやり直しです。

しかも、1と2のデッキの再生速度(回転数)がほんの少し違うのか、録った音が少しずつ上がっていってしまうのです。

だから音程が微妙にずれたダビングとなっていきました。不思議なサウンドになってました。

楽しかったですね。時間もすぐ過ぎていってしまうんです。

こうやって、バンドのスコアを買って一人演奏をしてました。自作曲も作っていました。

当時はMTRはすごい高いというイメージしかありませんでした。

今じゃ、MTRとかパソコン、スマホでも多重録音がすぐできます。

FIN

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