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「全国の中小管理会社を支えたい」ヤモリが見据える不動産市場の未来【スタートアップコミュニティSPROUND利用企業インタビュー ヤモリ】

「知の還流」がコンセプトのインキュベーションオフィス「SPROUND」をご利用の企業、通称SPROUNDERの入居者インタビュー第13弾。今回は、株式会社ヤモリ代表取締役藤澤正太郎さん、藤澤さんを支える社員の後藤孝太郎さん、佐藤敦志さんにお話を伺います。

今回、新サービス「みまもりヤモリ」のローンチを発表し、あいおいニッセイ同和損保さんと業務提携した株式会社ヤモリ。どのような想いで「不動産の民主化」に取り組まれているのかと今後の展望についてたっぷりお話いただきました!


藤澤正太郎/Shotaro Fujisawa(写真中央) 
慶應大学卒業後、三菱商事株式会社に入社。海外インフラ事業開発とアセットマネジメントに従事。南米チリに4年間駐在し、海水淡水化事業の立ち上げ。その後、NY本社の不動産ユニコーン企業であるKnotel Inc.のJapan GMを務める。「不動産の民主化」をミッションにクラウド不動産経営管理を提供する株式会社ヤモリを創業し、代表取締役を務める。
後藤孝太郎/Kotaro Goto(写真右)
大阪大学卒業後、株式会社野村総合研究所に入社。ニュースサイトの開発・運用業務や物流企業の認証システムの開発業務に従事。ヤモリの生徒として不動産事業を開始し、2022年からヤモリに参画。
佐藤敦志/Atsushi Sato(写真左)
明治大学卒業後、ネット銀行に入社。不動産賃貸業向けの融資、営業、期中管理業務や、アプリケーション開発企画業務に従事。その後リクルートグループを経て、2022年からヤモリに参画。

ヤモリの事業について、「不動産の民主化」とは

國分:本日はよろしくお願いします!早速ですが、ヤモリの事業についてお話を聞かせていただきたいと思います。
藤澤さん:ヤモリが目指しているのは「不動産の民主化」です。なぜヤモリが存在しているかのパーパスとも言えますね。不動産を民主化すると聞いても、ピンと来ない方が多いかと思います。全ての不動産に対して持ち主がいますが、その大半は大きな企業やお金持ちに偏っています。そんな一部の人に偏った不動産をより多くの人が持てるようにしたいというパーパスを「不動産の民主化」と言語化しました。
現状では、不動産にアクセスするには、実需の住む物件を買うか、祖父母から相続するか、お金持ちになって新しく不動産を買うかの限られた選択肢しかありません。僕らのような一般のサラリーマン・給与水準の人でも不動産を自分で所有して、資産形成の一部に組み込んでいけるような仕組みづくりをしていくことをヤモリは目指しています。日本でも資産形成のための投資信託や株などの金融商品がようやく浸透してきましたが、海外と比較すると不動産投資に取り組む人はそう多くありません。一方、資産形成の大きな枠組みでいうと、不動産は欠かせないポートフォリオの1つですので、日本でのリテラシーを上げ、不動産投資のハードルを下げていきたいというのがヤモリが目指していることです。




國分:
ありがとうございます。ヤモリが目指す「不動産の民主化」は、今後の日本社会にとって重要ですね。不動産投資のハードルを下げることに挑戦したいと思った理由は何かあるのでしょうか?
藤澤さん:不動産の民主化を実現した先に何を目指すかが関係しています。日本は「新築至上主義」が根強く、税制面での優遇や政府の支援を背景に、古い建物を壊して新築を建てようという風潮が続いてきました。結果、中古の不動産市場は活性化されずに、修繕やリノベーションがされないまま放置された空き家が増えていき、誰がどうやって中古物件を管理していくのかという課題を日本は抱えるようになりました。本質論に立ち返ると、壊して新しい物件を建てるのは経済的でないため、今あるものをどのように使っていくかを考えていくべきだと思っています。
そこで、ヤモリがサービスを通じて不動産の知識を多くの人に提供し、不動産投資に取り組めるようにする。100万円、200万円しか余剰資金がないという人にも金融機関が融資できるような市場を作る。また、不動産市場はまだまだアナログな世界で共通の物件データベースがなく、今も物件情報が不動産会社の引き出しの中に眠っています。それらのデータをヤモリのプラットフォームに集約し、物件購入希望者が物件を探せるようにする。ヒト・モノ・カネ全部を作って、中古物件の流通を活性化させることにより、空き家や修繕の問題を解決したい。また、そこでできた富が分散されることにより、個々人の資産形成にも寄与し、より多くの人が安定した生活を送れるように、という世界観の実現を目指しています。
國分:「不動産の民主化」を掲げる中で、日本が海外と比べて遅れていると感じたのは前職(総合商社勤務)での経験も背景としてはあるのでしょうか?
藤澤さん:海外の仕事が長かった経験が背景としてあると思います。海外にいると資産形成や不動産の話が頻繁に出てきます。当時はピンときておらず、日本で不動産投資というと不正融資などもあって怖いイメージでよくわからないものでしたが、海外ではそこに対する抵抗感が全くなく、海外と比べると日本は遅れていると感じました。
國分:ヤモリさんは様々な観点から事業を行っていると思うのですが、どのような事業構造になっているのでしょうか。
藤澤さん:創業からぶれていない軸は、不動産オーナーやこれからオーナーになろうという個人投資家さんに対する価値提供を一番中心に置くことです。不動産市場をピラミッドで見ると、1番上にオーナーがいて、オーナーが物件を買って、その管理を管理会社さんに委託する。そこから清掃会社や修繕会社、工務店に依頼をするという経済圏ができあがっています。オーナーは物件を購入する際に金融機関からの融資でお金を借りて、仲介会社から物件を買うので、オーナーを中心に様々なプレイヤーがいてビジネスが成り立っています。だからこそヤモリはオーナー目線であるべきビジネスモデルを作り直すべく、主にオーナー向けのクラウドソフトウェア・プラットフォームを提供しています。このプラットフォームでは、賃貸管理や物件管理だけでなく、物件探しから収支シミュレーション、購入、管理がすべて実現します。

日本全国で賃貸物件を管理する中小規模の管理会社を支えたい

國分:最近リリースした「管理会社のヤモリ」はどうでしょうか?佐藤さんにお伺いしたいと思います。
佐藤さん:「管理会社のヤモリ」は、オーナーさん向けの収支管理のプラットフォーム「大家のヤモリ」と表裏一体になっていて、賃貸管理会社がオーナーとのコミュニケーションを非常に近い距離でできることが魅力です。管理会社向けのツールは世の中にたくさんありますが、オーナーと円滑にコミュニケーションを取ることができたり、オーナーの不動産事業をしっかり支援できるところがユニークであり魅力的なところです。
藤澤さん:賃貸管理会社は物件を管理して、賃貸のお客さんから家賃を回収してオーナーさんに報告したり、入居者さんのトラブルがあった際に面倒を見ていたりしています。日本の約8〜9割のオーナーさんが賃貸管理会社さんに委託しており、賃貸管理会社は欠かせないパートとなっています。「管理会社のヤモリ」では、そういった彼らの日々の煩雑な業務を自動化しています。
國分:約8〜9割のオーナーさんが、賃貸管理会社さんに委託しているという事実は知りませんでした!「管理会社のヤモリ」はどのような背景・経緯で開発したのでしょうか。
藤澤さん:賃貸管理会社の日々の面倒臭い業務の苦しみを知り、解決しなければならないと感じていました。日本全国には、不動産会社が少なくとも3万社以上あると言われていて、その各社が地場で少人数でやっています。そういった人達はクラウドソフトウェアにも疎くコストも割高なので、導入が難しい。そんな彼らに「管理会社のヤモリ」という武器を与えることによって、彼らの業務改善はもちろん、ヤモリが抱えているオーナーさんと繋げ、その結果市場を活性化できればと思っています。
國分:不動産業界のアナログで大変な業務を根本的に解決しようと取り組んでいらっしゃるんですね。そういった誰も取り組もうとしないことに取り組む姿勢もヤモリの魅力だと感じました。

新サービスローンチ、損害保険会社とのアライアンスまでの経緯

國分:新サービス「みまもりヤモリ」とあいおいニッセイ同和損保とのアライアンスについてもお聞かせください。
藤澤さん:ヤモリが取り扱う物件は築古の物件が多く、いずれも家賃が低いです。そうすると高齢者や外国人からの入居希望が多くなるのですが、そういった方々はオーナーさんに入居を拒否されてしまうことが少なくないんです。中でも高齢者の単身世帯は、現在800万世帯を超えて今後もどんどん増える一方、単身高齢者がもし亡くなられてしまい発見が遅れると孤独死となります。特殊清掃費が100万円〜200万円ほどかかる上、「告知事項」という注記をつけなくてはならず、その後入居付けが難しくなったり物件価値が下がってしまうので、オーナーさんはこれを避けたがるんです。また賃貸管理会社さんも連絡が付かない物件に警察と一緒に行くのはそうやりたい仕事ではない。ヤモリが中古の不動産市場を盛り上げていく上で、孤独死問題という本質的な課題と向き合う必要があると考え、異変があったら管理会社さんに通知をするIoTサービス「みまもりヤモリ」を開発しました。すでにローンチし山形と札幌でテスト機器を設置していますが、今後は全国の単身高齢者世帯に設置していきます。
國分:普段から不動産市場を盛り上げようと考えられていた、別の事業で賃貸管理会社の方々と密接にお付き合いされているからこそ生まれた事業ですね。
藤澤さん:本当にそうだと思います。「みまもりヤモリ」は初期費用無しで月額1000円で提供していこうと考えているのですが、そういった価格設定でもできるぐらい技術レベルは上がっています。不動産管理会社に提供するというモデルが新しく、そういう発想は今までありませんでしたので、不動産会社と一緒になって取り組もうというのは新規性があると考えています。

國分:次に、今回の業務提携についてお聞きしたいと思います。どういったことがきっかけとなって、今回あいおいニッセイ同和損保さんと一緒にやろうということになったのでしょうか?
後藤さん:ヤモリは火災保険代理店としてオーナーさんに最適な保険の相談にも乗ってきました。結果的にあいおいニッセイ同和損保さんの中でも話題になる程売上に貢献することができ、ヤモリへのご評価を頂いていました。
藤澤さん:あいおいニッセイ同和損保さんは、住宅分野ではトップクラスの損害保険会社で、「火災保険」「地震保険」など不動産事業において絶対に欠かせない損害保険をオーナーさんや入居者さん向けに提供しています。同社の狙いはヤモリが持つ不動産事業のノウハウ、クラウドソフトウェア、蓄積されたデータを活かして新しい保険商品を作ったり、保険の契約プロセスを電子化すること。これに加え、今回の「みまもりヤモリ」は社会意義が高く、地域密着型で広げていく価値があると評価してくださいました。彼らの既存の保険商品に、万が一のことが発生した時に原状回復の清掃費用や家賃の減少分を保証する保険があるのですが、「みまもりヤモリ」とセットにすることで保険価格を安くすることができる。その結果業務提携という形で実現しました。

助け合いのコミュニティ、ヤモリコミュニティとは


國分:他のスタートアップにはないヤモリの魅力があれば教えていただきたいです。
藤澤さん:ヤモリのユニークなところは、ユーザー・ファンコミュニティがあるところです。不動産を買って資産形成したいと僕らにお金を払ってくれているユーザーのみなさんは、お客さんでありながらも、「不動産の民主化」という同じミッションを持つ同士です。一緒になって築古物件を直して価値を作っている人たちなので、相対せずに一緒の目線で語り熱量を保てる関係性なのが非常に面白いです。ヤモリが提供しているクラウドソフトウェアはあくまでツールであって、事業の本質はヒト・モノ・カネです。そのうち一番重要なヒトに恵まれているのが、類似のソフトウェア企業にはないヤモリの1番の特徴だと思います。実は、後藤さんは元々ヤモリコミュニティのユーザーでした。1000人規模のコミュニティの中で最優等生で、社員としてヤモリに入ってくれました。

後藤さん:最初は、「ヤモリの家庭教師」という有料プランの生徒でした。毎月生徒さん向けに実施している月次報告会で、自主的に議事録を取って、「せっかく作ったから」と勝手にヤモリに送っていました。
藤澤さん:お金を払ってコミュニティに参加しているお客さんが自分で議事録をとってシェアしてくれる。それってすごいことだと思うんです。
後藤さん:そんなことをしているうちに、経営チームとランチをする機会ができ、「学級委員長」と名乗って副業でお手伝いを始めました。1年経った頃、前職を辞めてヤモリに転職しました。今の仕事を辞めてまでヤモリに転職したいという人は多くないかもしれませんが、それでもヤモリを手伝いたい・貢献したいという方が多いのは、コミュニティとしてありがたいなと思います。
藤澤さん:我々はヤモリコミュニティのことを「相互扶助のコミュニティ」と呼んでいます。独り占めをするのではなく、助け合い、みんなで情報やノウハウを提供し合いながら、一緒に世の中を良くしていこうという雰囲気があります。これは僕らがそういう考え方をしているからだと考えています。会社経営においては、収益を上げて、社員や株主に還元することが資本主義的に求められる機能です。収益の最大化はもちろん大事ですが、収益の最大化を第一に意思決定をし始めると、自分達だけ儲かる物件を買って、人には教えず良いとこ取りをするという判断もあり得てしまう。僕らはそういった考えを一旦全部捨てて、世の中に大きなインパクトを与えるために、社会に与える良いインパクトの総和をどうしたら最大化できるかを軸に、経営と全ての意思決定をしています。そういった想いがコミュニティに伝染して、コミュニティの人たちも「だったら私はこう貢献できる」と協力してくれているのだと思います。
後藤さん:最近では、生徒さんがDIY会や内見会を自主的に開催したり、500人以上の生徒さんが登録するLINEグループで、生徒さん同士で質問して答え合っています。

ヤモリらしさとは


國分:社員目線からみて、「こういうところがヤモリらしさだな」と感じるところがあれば教えてください。
佐藤さん:ヤモリ社員に限らず「GIVE」の精神が強いですね。生徒さんから「忙しい時にすみません」と私たちを気遣ってメッセージをくださったり、自分がコミュニティに対して何をGIVEできるかを考えている方が多いですね。
後藤さん:会社として、褒める文化があると思います。社内もそうですが、たとえば生徒さんから相談や質問を受けた際も、まずは生徒さんのよかったことをしっかり評価する。やって当たり前という会社もあるなかで、やったことをちゃんと評価するのは良いところだと思います。
國分:社員目線からのヤモリらしさというので、藤澤さんも気づかれていない部分はありましたでしょうか?
藤澤さん:自分の中ではあまり褒めているという意識はありませんでした。僕や廣瀬(共同創業者)からすると、ちょっとでもやってくれるだけで「ありがとう」という気持ちです。後藤さんや佐藤さんがヤモリに入ってきてくれたこと自体がありがとうの極みなので、大前提として当然そういった感謝の気持ちがあります。良い雰囲気の中でも結果を前に進めていかないといけない。成長や成果に繋げるために、一定の厳しさも維持した上で、バランスを上手く取ることができているのだと思います。
國分:お三方からお話を聞かせていただいて、ヤモリのカルチャーがすごく伝わってきました。

SPROUNDのご利用について


國分:先に後藤さんと佐藤さんに伺います。仕事をされている中でSPROUNDのどんなところがよかったと思いますか?
後藤さん:オフィスとして、まったく不満なく常に快適に使えていて、自分の家のリビングのように使っています。自分が過ごせる環境の中で一番心地いいのがSPROUNDです。景色もとてもいいですね。
佐藤さん:私は在宅が多いのですが、特に気合を入れてやりたいとか、商談が都内であるときには立ち寄って、景色を見て、オフィスで気持ちを切り替えています。仕事も集中できる環境でありがたいです。ひとつの会社としてこの建物のこのフロアに入居しようと思ったら大変な金額になると思いますが、シェアだからこその魅力があるなと思います。話せる人も増えてきて、どのように一緒に仕事をしているかなど思いもよらぬ話ができるようになりました。
國分:ランチ会にも参加してくださっていますよね。他のSPROUNDERの方とコミュニケーションされて、よかったことはありますか。
後藤さん:ヤモリも社員が多くないですし、1人のときも、シェアオフィスだからこそ同世代の人たちと話ができたり、カウンターで挨拶できたりするので、全く会話をしない日がない。喋れる人がいるだけでも価値がありますね。
國分:藤澤さんはSPROUNDのオープン当初から関わってこられていますが、初期から現在に至るまで、SPROUNDのコミュニティとしての魅力をお聞かせください。
藤澤さん:人がコミュニティを形成するので、そこに集まる人がとても大事です。元々の構想通りDNXが中心にいて、分かっている人が入ってくるのは大きな価値ですね。魅力のひとつはイベントスペースで、ヤモリもユーザーイベントを開催しています。人が集まれる場所は、コミュニティを運営するヤモリにとってすごく価値のあることです。
國分:YouTube撮影もSPROUNDでされていますね。
藤澤さん:YouTubeの撮影もほとんどSPROUNDでやっています。とても雰囲気のいい場所で撮影でき助かっています。
國分:オフィスとしての利用だけでなく、様々な形でSPROUNDをご利用してくださっているんですね!今後SPROUNDに期待していることはありますか?
後藤さん:もう1つSPROUNDで良いのが、SPROUND BOOKSです。SPROUNDERの皆さんが推薦した本を借りて読んでいるのですが、読める本が増えたら嬉しいなと思います。個人の本をシェアできるシェアラックができたりすると嬉しいなと思います。
藤澤さん:1月にフットサル部に参加させていただきましたが、本当によかったです。それまで一切話したことなかった人とも話しやすくなったので、毎月やって欲しいです!
後藤さん:同じことを他のSPROUNDERの方からも聞きました!野球もやってほしいです。
國分:元々は、SPROUNDER同士で楽しく交流できる場を提供したいと思って企画しましたが、フットサル部を通してSPROUNDERの新たな一面を知ることができる機会になっていたのは良かったです。今後もフットサル部だけでなく、様々な形で企画させていただきたいです。

今後の展望と意気込み


國分:不動産市場の将来性やヤモリの壮大なビジョンを短い時間で伝えるのは難しいと思いますが、今後どういった人とチームを作っていきたいという想いはありますか?
藤澤さん:ヤモリのビジョンや考えていることは壮大で伝わりにくいのですが、1〜2時間丁寧に話すと腑に落ちて「そんなところまで考えているなんて、めっちゃおもしろい」と共感してくれる。ビジョンやミッションの浸透度は、一緒にいた時間や働いた時間で変わってきます。だから入社時はミッションへの共感度は重視していません。もちろん最終的にミッションに共感して欲しいですが、社長として共感させる自信もあります。僕と廣瀬はそれよりも各々の持っている個性を見ていて、僕の中では「人の良さ」と「自主性」の二つさえあれば良い。学歴ではなく、そういった基準で飛び抜けている方であればフィットがあるかと思います。
國分:確かに僕がSPROUNDERで一番話せるのは後藤さんです(笑)業務以外の日常でも社員のお二人からは人の良さが伝わってきます。
藤澤さん:この二つが結果的に信頼となり、チームの強さに繋がります。1人悪い人がいたら組織も壊れてしまうので、自分たちと感覚が似ている人を集めています。
國分:ありがとうございます。最後に2023年はどのような年にしていきたいかを意気込みと共にお聞かせください。
藤澤さん:2023年はやることが盛りだくさん。今の組織とメンバーが引きちぎられそうになるぐらいの1年が待っていますが、ここ数ヶ月のスタートダッシュは素晴らしいので、ここから次に駆け抜けていきたいです。
國分:ありがとうございます。2023年はヤモリの皆さんにとって忙しい1年になると思うので、私たちもサポートしていきたいと思います。本日はありがとうございました!

(文・聞き手:國分輝歩(SPROUND Community Manager) / 編集:上野 なつみ(DNX Ventures))


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