見出し画像

【必見!!】子供を医師にさせる教育法

こんにちは,Drちるちると言います.
私は,地方整形外科医として公立病院に勤務しております.地方で生まれ,地方で育ち,地方の国立医学部に行き,地方の公立病院で勤務しております.
自分で言うのもなんですが,この地方では王道コースを通って現在に至ります.
最近子供が産まれ,自分の子供を教育していくにあたり,自分の子供を医師にしたいわけではありませんが,どうやったら医師になる教育ができるのだろうということを気にされている親御さんも多いのではないかと思いました.
医師になるまでの過程を記憶を頼りにここで文書化することで,誰かの役に立てれば光栄です.
この文章を読めば,小学生から医師になるまでの過程と,どのような生活スタイルが勉学におけるルートなのかをある程度全体像として把握することができると思います.

私は,子供の時の夢はなんですか?と聞かれると返答に困ってしまいます.なぜなら,医師になるのが当たり前だったからです.父親も医者,祖父も医者でそれ以外の選択肢がないとまで思っていました.
ただ,医師になってこういうことがしたいとか,こんな医者になって人助けをしたいなどの強い思いみたいなものはありませんでした.そのため,親戚が全く医療関係じゃないのに医師になっている人は本当に尊敬をしていました.

私が自分の将来像について考え出したのは小学校4年生の頃です.公立小学校に通っており,周りの子供とわいわい毎日遊んだり,水泳やピアノに通ったりする普通の小学生だったと思います.ただ,家では絶対宿題とかをやらないタイプだったので,親が見かねて私を塾に行かせました.(もしかしたら私が塾に行くことで医学部を目指したいと思うような親の狙いもあったかもしれません)塾でも居眠り,宿題忘れ,授業中に音楽を聞いて怒られる,机で腕立て伏せをしてまた怒られるなど散々でした.
家で宿題をしていない私はどこで勉強していたのか,学校の先生が宿題を出すタイミングにその場で全部解いてから休み時間に入っていたことを記憶しています.家で勉強したくないが故に学校で終わらせるということが日課でした.

小学校5年生になると親も本格的に私を地方名門私立中学校に入学させようと尽力をしてくれました.(私はそこまでの願望があったわけではないですが笑)塾をもう一つ通い始めました.その地方では有名な授業料が本当に高いぼったくり塾です.夏期講習のテキスト代だけで30万は当たり前でした…
ぼったくりと言いましたが,これには少し語弊があり,この塾に行けてよかったことは二つあります.
一つ,授業の質もかなり高かったということです.授業料が高いだけあって,スタッフもかなり粒揃いであり,授業はわかりやすい,言われた課題をこなせば志望校に受かるのは当たり前という感じでした.
二つ,地方で頭のいい連中は全員この塾に集まるため,お互いに刺激を与え合う関係性を築けたと思います.たとえ自分が出来が悪くても,周りに引っ張られて自然と成長していくなんてことは,勉強に限ったことじゃなく皆さんも経験したことあることだと思います.

今思い返せば,小学校5年生の時も,塾に二つも行かせてもらっているのにずーっと宿題もせず,授業も寝て高い金を払ってもらっているなんてことは微塵も感じずに通っていました.先生・親に怒られ,家を閉め出され途方に暮れた晩もありました.もちろんですが,試験の順位は毎回ほぼ最下位です.そんな僕に転機が訪れたのは,小学校6年生になってすぐでした.

ここから先は

5,256字

¥ 980

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?