グリルドチーズサンド(「映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」)
パンとチーズ。パンとチーズ。これはきっと婚姻届けが出されているのでしょう？というくらい相性のいいもの同士です。焼かないパンにレタスとハムとチーズを挟む。チーズをのせてトーストする。トーストにプロセスチーズを添えて頂く。ホットサンドにチーズを挟む。チーズフォンデュの具として登場するパン。数えるときりがありません。朝食には何はなくともパンとチーズとコーヒーです。映画「シェフ」に出て来るグリルドチーズサンドを再現したのが上の画像なのですけれど、カロリーを気にして、バターもチーズも半量以下で仕上げています。それでも美味しかったのです。
主人公のカールはオーナーとの方向性の違いで、レストランシェフをクビになってしまいます。そんなカールが息子に作るサンドイッチがこれ。ですがフードトラックで作って売りだすものはキューバサンドイッチ。めちゃめちゃヒットしてゆくのです。息子がSNSで宣伝したり、カールの相棒が上手く調理に携わり、別居の奥さんのさり気ないサポートも絶妙に素敵。そんな周囲にいる理解者の引き立てに支えられ、元々美味しいものを皆に食べてもらいたいという志を持ったカールの頑張りが、最後は思わぬサプライズに出会います。これはネタバレなので伏せましょう。
見ていて思ったのは、アメリカって広いなあと。アメリカのロードムービーはいくつか好きなものがありますが、日本だと同じ場所にトラック出して、お得意さんに向けて売ってる車販売のイメージなのですが、旅をしながら美味しい料理を売る。売りながら旅をする。そんな生活が可能になるのがアメリカなのかもしれません。
息子さんもうまい具合に学業と両立。お子さんが親御さんの仕事を理解しているというのは、自営のメリットだと思うのです。家に帰るといつも疲れているお父さんって本当は皆、かっこいいんだよ。リモートワークしてるお父さんの背中を見ることができるアフターやんごとなき事情。お子さんがお父さんの背中から、生きる力を学べるといいなと思うのです。
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