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お弁当(アニメ「はたらく細胞」「働く細胞BLACK」)

春のオフ、久しぶりにお出かけし、結構余裕なく動いて、昼を食べそびれ、休日なので蜜を考慮しレストランに入る勇気は無く、お弁当を買って帰宅。画像はおこわ米八の「四季暦」。好きなおこわ2種に野菜、たんぱく質がバランスよく入っています。食べ始めたのも帰宅し14時頃からでしたが、そんなにもたれず美味しく頂きました。最近朝起きても疲れが取れず、オフの日も、忙しくなくても休んだ気がせず、ああ、ちょっとまずいなと思い。自分の心身の回復にはストレス解消と、ほどほどの量の、栄養のある食事。健康を意識すると自分の場合このような感じになる昨今でございます。

アニメ「はたらく細胞」は体のいろんな細胞が擬人化して活躍する作品です。主役は酸素を運ぶ赤血球。第一の脇役が外的と戦う白血球。その他血小板、マクロファージ、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラー細胞など、上手く描き分けられているのです。これは勉強になります。外部から侵入し、害のあるものは怪物として描かれており、毎回唸るような展開。各話ごとひとつの疾患やケガ、病気を扱いますが、細胞の何がどう反応して対処するか、分かりやすいのです。実際はもっと複雑なのかもしれませんけれど、難しいことを分かりやすく表現することこそが、難易度の高いテクニックなのだと思います。「はたらく細胞」の方は第1期までしか見ていませんが、「がん」を扱い、また「輸血」により外部から新しい赤血球たちがやってきて共存してゆくという、おお、医療の治療も擬人化されていました。

そしてスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」。こちらは赤血球男子、白血球女子という設定で、違う体で展開されてゆきますが、とてもとてもハードな環境。体内をブラック企業に例える話の成り行きは、自分が働いていたことのある環境でも出てきたような言い回しや言葉、同僚間でのいじめなどが出てきて、そっちのインパクトの方に引きずられてしまい、途中から見られなくなってしまい、間が空いてしまいました。少し経ち、気を取り直して続きを見るもつらい辛い。これを書いている時点で10話目視聴なのですけれど、最後まで見る勇気があるのでしょうか。

その昔、心疾患、脳血管疾患のことを成人病と呼びました。働き盛りの中高年男性に多いとされたこの疾患、実は生活習慣が深く関与していたことが分かってきて、今は「生活習慣病」と呼んでいたりします。食生活、運動、アルコール、ストレス、喫煙、睡眠等等。介護保険第2号被保険者(40~64歳)における特定16疾患の中にも、脳血管疾患、糖尿病の3大合併症、がん、慢性閉塞性肺疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患等、生活習慣+加齢という要因が関与するものがいくつか含まれています。

少しはめを外すくらいなら回復しますが、継続的に体に負荷のかかるような生活が習慣化されてしまうと、経年劣化し、たたかっても成果を出せない状態となってしまう。あああ、ブラックな環境とは、優秀な人材であっても、その力とモチベーションに依存し続け、環境側が変わる取り組みをしてゆかないと、次々と人材が潰れてゆくという、そら恐ろしい話です。

「はたらく細胞BLACK」には、そんな生活習慣によって、免疫力で回復させるよりも、薬や処置等の医療によって解決させる話が多くなっいます。よって、体内環境を維持する予防ってとても大切。そして人間はひとりぼっちではなくて、体の中にあるいろんなモノが、その人が生きるためにはたらいているのだということ、そして自分の体をいたわり、ねぎらうこともまた、自分自身にしかできないということを、この作品は教えてくれるのでした。


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