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ピーナツバターサンド(テレビ番組「レギュラー・ヒーローズ」)

 ピーナツバター、たまーに食べたくなるナッツのバター。自分が買うのはホイップタイプ。スキッピーみたいなもろピーナツというのよりも少しマイルドタイプが好みです。朝ごはんで食欲無い時にも、ピーナツバターなら食べられることも。でも食べ続けると飽きてしまう不思議な味。

ピーナツサンドを子供たちに届けるデリオーナーが出てくるアメリカのテレビ番組。それは「レギュラー・ヒーローズ」。アメリカで急速に拡がる感染症(あえてコ〇ナとは書かない)。その中で生活してゆくために必ず必要な仕事をする人たち、エッセンシャルワーカーを英雄とたたえて、番組から寄付をするのです。プレゼンターは有名人。私は知っている人1人もいなかったんですけれど、電話された英雄たちは大変喜んでいました。

格差が広がりまくっているアメリカ。NHKの番組によると、アメリカのホームレスは57万人と言われているそうです。そこに感染症なので、対岸の火事と思っている場合ではないのですが、番組を見ていても、痛ましい状況が伝わってくるのでした。お医者さん、社会活動家、ゴミ収集の従事者、科学の先生、とある女の子、動物園スタッフ、いろんな人が出てきて、出来ることを必死で取り組む姿はまさにヒーロー。寄付に喜ぶ理由も「これでもっとたくさんの人を助けられる」なのです。言葉もでない、想像することも困難なスピリットだと思います。

そこに拡がるのは、もしかしたらいつかの日本かもしれません。そのときに、このようなヒーローたちは現れるのでしょうか。何年か前、子ども食堂が国中にムーブメントとして出来てきたことがありました。家にいる子どもたちへの、事実上の「炊き出し支援」。実は左腕を骨折して夜間自転車に乗れなくなる前の半年くらい、とある子ども食堂をお手伝いしていたことがありました。そのときに、そのうち「おとな食堂」もできるんじゃないかな、と思っていたら、その後ほんとうにどこかの地域で出来たことを知り。最近ではフードバンクの大人用もあちこちに出来始めているようです。たしか生活保護一歩手前の網としての、生活困窮者自立支援法は2015年4月1日に施行されました。

食材費用を寄付しつつ作る側であっても「自分そんなに余裕ある生活しているわけじゃないんだけどなあ」と思いながら、いつか自分も、誰かが作った食事を食べに来る立場になるかもしれないと、頭をかすめておりました。困窮している人の気持ちが分かる人って、意外と同じように困窮している人だったりします。飲食店が経営困難になっている理由のひとつとは、感染症による自粛だからだけではなく、感染症によって困窮している人たちが、もう外食なんか出来なくなっている。フードバンクから直接「食べ物そのもの」を受け取る支援を受けなければならない一定数の人たちがいる。そして近い将来、社会事業を意識し、寄付を募りながら運営する飲食店を、マジョリティの人たちが安心して利用する。そんな日が到来することが、遠くない気がしてならないのです。



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