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焼餃子(ドラマ・映画「SPEC」)

我が家では餃子を作ると50個コース。皮50枚、豚ひき肉220g、キャベツ6枚位、ネギ10㎝位、ニラ一束、生姜ひとかけすりおろし。調味料には酒、ごま油、塩、しょうゆ。ひたすら皮に具を包んで作って水餃子、焼き餃子、ラーメンのトッピングと、冷凍ストックしてから食べる分を解凍して食卓に上がります。写真は私の昼食1食分。焼いています。昔若い頃、皮から作る餃子を作れる知人宅で、水餃子パーティをしましたっけ。もちもちして美味しかった。自分が食べやすい味を作ってしまうと、買ってきたお惣菜の餃子よりも美味しかったりするのです。

餃子が夢に出てきそうなくらい出て来るのがドラマ、映画の「SPEC」でした。理由は主人公の当麻さんの大好物だから。戸田恵梨香さんは「コードブルー」のどこか不器用な女子のイメージが硬かったのですけれど、この作品で完全にツンデレイケイケイメージが定着してしまいました。公安(!)部署に所属する頭脳明晰な当麻さん。とにかくいつでもどこでも餃子を食べているのです。いきつけの中華料理屋の店主はとうとう餃子ロボと化すという。荒唐無稽なこの作品の世界って、好き嫌い分れるのかもしれません。体育会系の瀬文さんとのいい感じのコンビの最後はかなりショックでしたけれど、そこに至るストーリーの因果関係は明かされ切れておらず、謎を多く残してこの作品は終わってしまいます。

特殊能力者が世間のマジョリティから排斥されてゆくという話は多々ありまして、個人的に好きでふと今思い出したのが「地球(テラ)へ」。ミューという特殊能力者の人達は、どこかハンディを持っている人達。宇宙の中で安住の地を求める壮大なお話なのでした。一方このスペックホルダーという人達は、どこまでも人間社会のなかで適応しつつ、別レイヤーのような空間を行き来するスゴイ人達。そして冷凍されても蘇生したり、ケガまみれても治癒したりと、人間の能力も少し頑丈に作られている気配もあるのです。良い子は真似しないでねえーなんていう場面も少なからず出てきます。

当麻さんのキャラはとても魅力的。当麻さんが倒した敵キャラは、当麻さんに召喚され味方となって蘇るのです。これは催眠、取り込みかなと思いきや、当麻さんに自らの意思で協力していたことが発覚。一見口の悪い当麻さんの心意気と優しさを理解するスペックホルダーたちはどの人もアンタッチャブルで孤高な存在。当麻さんに出会って、強いだけじゃダメなのよと教えられたかのように、死後の魂と化しても、その能力は研ぎ澄まされてゆくのです。雑魚キャラと言われている刑事さんたちも負けておりません。出会いって大切。頑張っても精進しても、自分に足りてないところを教えてくれる人との出会いって、次のステージに進むためにとても大切なのです。

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