【まとめ】『ウォール街のランダム・ウォーカー』インデックス投資が一番儲かる理由 #10

『ウォール街のランダム・ウォーカー』を再読しました。

ウォール街のランダム・ウォーカー＜原著第13版＞　株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)

• 長期的視点での投資
  ランダムウォーク理論は市場の短期的な予測が困難であることを前提としているため、成功事例では長期的な視点での投資が重要。
  インデックスファンドを利用して市場全体に長期間投資することで、安定したリターンを得ることが可能になる。

• 低コスト運用
  低コストのインデックスファンドを活用して運用コストを抑えることで、長期的な資産形成においてコストがリターンを侵食するのを防ぐ。

• 分散投資
  ランダムウォーク理論に基づく投資では、リスクを分散するために広範な市場に投資する。インデックスファンドは、特定の指数に含まれる多くの銘柄に分散投資するため、リスクを低減する効果がある。

• 効率的市場仮説
  ランダムウォーク理論は効率的市場仮説と関連しており、すべての既知の情報が株価に反映されていると考える。過度な情報収集や市場のタイミングを狙うことを避ける。

• シンプルな投資戦略
  複雑な分析や市場の予測を避け、シンプルな投資戦略を採用する。定期的な積立投資や、利益が出た際の再投資を繰り返すことで、効率的な資産運用を実現。

2024年からNISA制度が大幅に拡充して、インデックス投信、S&P500、オルカン（オールカントリー）といったワードが一般層にも浸透しつつある昨今、今からNISAを始めようという人や、すでに信用取引なども使って個別株投資をしている人にとっても、改めてこの名著を読む良いタイミングかなと思います。

特に、この本が強調するランダムウォーク理論は、株価の短期的な予測が困難であることを示しており、NISAのように長期的な投資に焦点を当てることがいかに理にかなっているかということを理解できると思います。

S&P500やオルカンなどの指数（インデックス）に連動する運用成果を目指すインデックスファンドは市場全体に投資するため、リスクを分散しながら安定したリターンを追求できるという点で、まさにこの本の実践という形になります。

私自身も今でも個別株投資や空売りなどは行いますが、それでも基本は余剰資金ができたら、S&P500やオルカンなどの投資信託やETFを定期的に購入するのが揺るぎない投資方針となっています。