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夢日記:240308

「そこ、蛇いるんで気をつけたほうがいいですよ。」
相手は探しているようだけれど何も言わない。
「その枝のとこ、その今掴もうとしてる枝に腹這いn、あー!痛い。」

忠告してるのにこの女は馬鹿なのかと思いながら蛇の首の付け根を強く握る。
「噛まれたところ押さえといてください。手当してもらってください。」

どこの施設かわからないけど放課後デイサービスみたいな託児所みたいな支援学級みたいな場所にいる。

今いた庭から建物まで駆けて行って「おじちゃん、この蛇どうしたらいいんですか」と、その辺に離そうにも今度は自分が噛まれてしまう恐怖に怯えながら聞く。

片手で握っているのが精一杯の胴体。
鮮やかな緑に山吹色の斑点。うるさいほどの見た目だ。

噛まれた相手とシンクロしているのか、私も右手の親指の谷に2つの赤い点が並んだ。痛い。



「では好きなところにこの画用紙を貼ってください。」

学校の図書室、学年バラバラな児童たちが集まってる。
ザリガニ、えび、かに、画用紙で作られたそれらを好きなところに貼って良いらしい。

1年生の子が泣いてる。
わかるよ、私も昔、画鋲は磁石より強いんだから当たり前に鉄の棒にも刺さるんだと思ってた。

配布されていたお弁当を受け取って帰る。

暖かい陽が差し込んでいる運動場。
雨のようにどんよりもしている。止んですぐなのだろうか。

土手に、卵のパックくらい丁寧に等間隔に並んだ男子がいた。
5人2列になってみんな同じ方向を向いて座ってお弁当を食べている。
欠けている6人目の席にお邪魔した。

こんなにお花見みたいな季節なのに新緑しかない。

思ったよりずっしりと重いお弁当を開けて食べる。
ちくわの磯辺揚げが入ってるのが嬉しい。

隣の男子がボソボソ読み上げてるから私も同じ単語帳で英単語の復習をしてみる。

先生に呼ばれたからお弁当も単語帳も置いてそばに寄ると「獅子舞をやって」と言う。
「このまま帰るのも寂しいから終わりに獅子舞をやってほしい。先生が人は集めるから。」

確かに行事の終わりに締めの舞がないのも寂しい。

運動場と神社は繋がっている。
祠の跡地のような高台に行くとさっきまでお弁当を食べていた同級生の男子が1人。
「じゃ先生は君のお姉ちゃん呼んでくるよ。2人待っててなー。」

「言っとくけどな、俺の姉ちゃんは4年間一緒のメンバーやったから獅子舞ができてん。」
(だから、即席な上にダンマリのお前とは無理だ。)そう言いたげだった。
気まずい、空気が地獄だ。

この間(引っ越すからもう私はここの祭りには来ないし地元の誰にも会わない。)と決心したのにそのそばからこうして顔を合わすことになるとは思ってもいなかった。

(私だって、調理部で君のお姉ちゃんと一緒だったよ。1年。隣のテーブルの班だったから関わりなかったけど。)って比べ物にならない安心材料を必死になって探す。

顔を合わすのは2,3年ぶりかなぁ、変わらず可愛くてお淑やかで優しいんだろうな、って考える。

私はそれ以上ここの何も考えず、獅子舞を被った時の包まれるような感覚と、足の運びと、手の動きと、その手に当たる獅子舞の体の布と頭の木の重み、歌の全容を決して間違えないよう必死に思い出していた。

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