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両親に手紙を書いた日。

もうすぐお誕生日なので、私が。
両親に手紙を書きました。

うちではお誕生日には手紙を書くという謎の風習があります。
思い出に残るので宜しいですね。
母は毎年私に書いてくれます。
母が手元に置いている母の誕生日又は母の日宛の私の手紙を見ると年々字が綺麗に、文章も読みやすくなっていて面白いです。
毎年重なっていく手紙、書き始めたのが幼い頃の場合ひしひしと成長が感じられます。

自分の誕生日に母に手紙を書くのは思えば初めてです。
成人してしまうので今までありがとうの意味を込めて書こうと思い立ったのです。

なぜだか涙が止まりませんでした。
結婚式の両親へ宛てたスピーチで開始数秒で泣き始める新婦を見て「早すぎる、状況に酔っていないか?」と内心馬鹿にしていましたが、多分、そういう奴が1番早く長く何言ってるか聞き取れないくらい泣くんでしょうね。

最近、手紙を書こうと思えば便箋を汚くしたくないのでpcのメモに書き起こしてから清書するようになりました。
一方的に伝えたいことがたくさんあっていつも便箋に書くにはあまりにも多い量になってしまいます。
それは昔からの癖です。
沢山削って、言葉を変えて、どうにかします。

手紙は明るいことを書いていても何だか暗いのに、私が書く手紙は暗いことばかりだし暗くなくても暗く見えます。
筆圧の強さでしょうか、文字の大きさでしょうか、言い回しでしょうか。
気のせいだといいなと思います。

小さい頃、レターセットの便箋の数だけ封筒を入れてくれよと思っていたけれど、今じゃ便箋の方が足りなくなるくらいです。

父親にも手紙を書きました。
書くのは10年以上ぶりかもしれません。
住所がわからないので職場に出そうと思います。
馬鹿迷惑かもしれない。こんな娘でごめん父親。
「なんだこれは?何かの勧誘か?キモすぎる。」と思って差出人を見る前に捨てたりされませんように。

約1ヶ月間、父親に書くことは思いつかないと思っていたのに1つ伝えたいことが思い浮かぶと次々に出てきて結果母と同じ量の下書きが完成してしまいました。
私が長い間話せないから伝えたかったことを凝縮しました。
話せていたら長いこと会っていない期間があってもこんなしょうもないこと書かなくてよかったんじゃないかと思います。
まぁほのぼのした手紙でよろしいですけどね。

読んでどんなことを思うのか、手紙を書いた本人にはわからないのが悔しいところですが、わかったところで恥ずかしいだけなので何も知らなくていい気もします。
相手が受け取ったところをそれぞれ想像して少しだけ楽しみです。

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