貴方の破片がキラキラしてる。

“私達は加害性を有してる。それはもうどうしようもなこと。でも、それがとても苦しくて、とても生きづらい。”

そんな話をした。
ずっと昔にそのことには気づいていて、それに基づいた行動をしていた。そんな事を最近になってようやく認識した。 

誰かを必要以上に傷つけるくらいなら、自分がどれだけ傷付いてでも笑っていた方が楽だった。なるべくそうして生きてきた。
それでも生きづらいなら、奴隷になるしかない?
それなら、私は何処に?

奴隷に近づく度に、人間潔癖。こんな感覚、何処かの誰かから貰ったんだろうか。昔から潔癖症だったっけ?いつの間にか、潔癖症になっていた。そうなってしまった自分が一番辛い。患いたくはなかった。

ようやく口にして言えるけれど、誰かを傷付けたとしても、私は生きたいよ。道具になってまで生きていたくはない。不完全だからさ、道具にもなりきれなかったんだよ。やっぱり私は私でいたい。

もうさ、とてもじゃないけど、うんざりだ。
本気でそう思う。
それでも、まだ手を伸ばしてくれる貴方がいる。
手を伸ばす私もいる。

一筋の光しかないけれど、その光が貴方に当たった時、乱反射して見える。眩しいね。キラキラしてるね。涙が溢れる程綺麗。愛おしい。みんな違う色の原石を持っていてさ、それは絶対に持ってるんだ。だから、こんなにうんざりしててもまだ生きることを諦められない。見ていたいんだ。貴方のことも。

私が奴隷であっても誰も傷つかないとは思わないし、それじゃあ駄目だと言ってくれる人もいる。
ありがとう。奴隷にはならないよ。なれないよ。私は私でいたい。


決して相手の主体性を損なわず、自分の思い通りの奴隷にしてしまわないよう、相手を尊重しつつ対話を行う。間違えることもあるかもしれない。
私も、貴方 だって “人でなしの感情” を持っている人間なのだから、愛が暴力に変わることももちろんあるだろう。

「愛さない」という選択肢はない。だから、「対話を試みない」という選択肢もないのだ。


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