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生温い暖房の空気に満たされた部屋。
そこに開けた窓から入ってくる澄み切った空気が、秋の終わりを告げる朝。

すりガラスを透した萌える様な優しい光が、部屋に訪れたり消えたり。
それでも、春とは違った少し力強くて輪郭のある影がまだ秋を感じさせるけれど、もうそう長くはないのだろうな。

未だに、部屋の近くで鳥の声が聞こえて来るから少し心配。冬眠の準備がまだ整ってないの?間に合う?ちなみに、私もまだみたいよ。
冬支度の前に、先ずはココにいることをしっかりと感じなければ上手く進めなさそう。

季節を感ずるのは気持ちが良いね。
みんなから置いてかれても、季節だけはいつも側にいてくれる。包んでくれたり、放っておいてくれたり、友達みたい。大好きよ。

まだ上手く踊れないけれど、一旦休もう。
“踊らされたんじゃターンも乱雑足も捻る”ってtetoの歌詞に救われる日々。理想の踊り方はあるのだけれど、まだまだ遠く、実力不足。

まぁさ、あーだこーだ言っても、まだちゃんとは受け入れられてないみたい。カチカチの心に素直になりなよ〜ボイスが聞こえて来る。誰の声だろう。
それに対して反抗的な私と、呆れる私。
まだまだ器が小さい。抱え切れないし踊りきれない。でも、同じ阿呆なら踊らにゃ損々って声も聞こえて来るからまだきっと大丈夫だし、クレパスの上から手を差し伸べてくれる人達のお陰でなんとか生きてます。有難う。

秋はゆったりでいいけど、早く冬を終えて、私は野花になりたいな。






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