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NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は”ココロノマルシェ”に寄せられた、しろさんのご相談に
お答えします。

⇩こちらがご相談です

こんにちは。初めて相談させて頂きます。
私は、同じ職場にいる彼氏の成功を喜ぶことができません。
仕事がノっていてやる気に満ちている彼を見るとモヤモヤしますが、
なぜモヤモヤしているのか自分でもわからず、私って嫌なやつだなと思います。

逆に、彼が失敗して落ち込んでいたりすると同情する自分とどこかほっとしている自分、二人います。
なぜこんな心理に陥っているのでしょうか。
また、素直に喜べるようになるにはどうしたらいいですか。

因みに私は劣等感が強い方だと自覚しており、
あの時もっと勉強していれば私も友達みたいなあんな会社に入れたのかななど、日々コンプレックスと戦う日々なので、元々の気質なのかな?とも考えております。
よろしくお願いいたします。

しろさん

しろさん、
はじめまして。
勇気を出して正直な気持ちをご相談くださり、ありがとうございます。

しろさんは彼のことをとても愛しているのですね。だからこそ、彼が成功したら自分のことのように心から一緒にお祝いしてあげたい、花束を飾って、素敵なディナーでお祝いしてあげたい、彼の成功を2人で分かち合いたい、そんなことを本当は素直にできたらいいなと思うのに、モヤモヤして素直に喜べない自分がいて、葛藤しているのですね。

相手が失敗して落ち込んでいると、同情すると同時にどこかほっとしている自分、それは彼に対してだけでしょうか?それとも、友人や同僚にも対してもそう感じることがありますか?

しろさんは、これまできっと色々なことを頑張って来られたのだと思います。向上心の強いしろさんは、ご自身の良いところ、素敵なところ、よりも、自分の足りないところに注目しがちかもしれません。自分の足りないところを補うことに一生懸命で、その結果、ご自身の価値、魅力に十分に気がついていないところがあるのかなぁ、と思いました(もったいない!)。そのため、自分に自信がもてず、他人のことが気になったり、他人と自分を比較して自分の価値を認めようとする、だから他人の成功を素直に喜べないところがあるのかもしれません。

***

>仕事がノっていてやる気に満ちている彼を見るとモヤモヤしますが、
なぜモヤモヤしているのか自分でもわからず、私って嫌なやつだなと思います

この”モヤモヤ”した気持ち、をもう少し解剖してみましょう。

彼だけ成功してずるい。私だって頑張っているのに。(嫉妬)
彼が自分から離れて行ってしまったらどうしよう。(不安)
彼だけすごい人になってしまい、私は置いてけぼり。(劣等感)
自分の出番がない(彼が落ち込んでいたら自分が彼を励ましたり癒してあげることができる⇨彼にもっと愛してもらえる)。(無価値観)

当てはまるものはありますか?
他にはどんな気持ちを感じていますか?

>彼が失敗して落ち込んでいたりすると同情する自分とどこかほっとしている自分、二人います

”ほっとする”自分。。。
それは、上記のようなモヤモヤした気持ちを感じなくて済むから、ですよね。

または、自分が彼を慰めたり癒してあげることによって、彼に感謝されて、彼に自分のことをもっと大切に思ってもらえる、そんな気持ちもありますか?

>私は劣等感が強い方だと自覚しており、
あの時もっと勉強していれば私も友達みたいなあんな会社に入れたのかななど、日々コンプレックスと戦う日々なので

しろさんの強い劣等感の原因については、カウンセリングでしろさんの幼少期・思春期の頃やご家族についてお話を伺ってみたいです。

しろさんは向上心がとても強いとお見受けします。自分より上の人がいると、自分ももっと頑張らなきゃ、友達はあんな会社に入れたのに、自分は入れなかった。それは自分の勉強不足のせい、というふうに。また、自分を他人と比較することによって、自分の価値を決めているところもあるようですね。

しろさんの会社は友達が入れたような”あんな”会社ではないにしろ、きっと素敵な会社なのだと思います。なぜなら、しろさんがそこまで愛するほどの素敵な彼氏もその会社にいるのですよね。

そんな彼は、しろさんに魅力を感じているからこそ、お付き合いされているのですよね。しろさんには、きっとご自分で気付かれていないような素敵な魅力があるのだと思います。だからしろさんはもっと自分に自信をもって良いのです!

自分に自信があれば、周りの人が成功したからといって、落ち込まないですよね。ありのままの自分を肯定できて、ありのままの自分の価値を認めることができるからです。周りの人が成功できたように、自分も成功できるという自信があるからです。例え根拠がなくても、その根拠のない自信が、自分を信じる、ということだと思います。

では、自分に自信を持つにはどうしたら良いでしょうか?
自分の良いところは、なかなか自分ではわからないものですよね。
なぜなら、自分にはそれが当たり前で、自分を客観的にみることは中々難しいからです。

そこで、人に聞いてみること、はとても良い方法です、
彼に、しろさんのどんなところが好きのなのか、聞いてみましょう。
気の許せる友達に、しろさんの良いところを聞いてみましょう。
きっと、喜んで色々と教えてくれると思います。
ご家族にも、ぜひ聞いてみてください。

そしたら、それを素直に受け取りましょう!
へぇ、そうなんだ、私ってそんな良いところがあるんだ、と。
とにかく素直に受け取りましょう。

さらに、毎日一つ、自分へのご褒美をあげてみてください。こんなに頑張っている自分を、自分で褒めてあげてください。

自分の価値を認めていないと、自分を大切に扱うことができませんよね。
自分を大切に扱うことは、自分を価値あるものとして扱うことです。
自分の価値はないがしろにして、相手の価値にだけ目を向けている、
そこで矛盾が起こり、嫉妬、不安、無価値観、などのネガティブな感情が発生してしまいます。

自分の価値を認めることができるようになると、相手の成功に今までほど動揺することがなくなります。
なぜなら、相手がどうであろうと、自分の価値は変わらなくて、自分に自信があるからです。自分の価値を相手の言動や立場で決めるのではなくて、ありのままの自分に自信が持てるからです。
その結果、相手の成功を素直に喜べるます!

ひとりで取り組んで習慣化させることは、中々難しいかもしれません。
そんなときは、カウンセラーの力を借りることもおすすめです。

彼の成功を素直に喜ぶことができるようになり、
彼との関係もますます深まっていくと良いですね。
応援しています。

ご相談ありがとうございました。


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心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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