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月の商人を読んで考えた「女性として生きること」


別の投稿でも記載した「月と商人」
商売の観点ではなく女性であること切り口からも大事なことが盛りだくさん書かれていた。

~女が商売をするときに陥りがちな6つの罠~
・女性はお金を受け取ることに抵抗を感じやすい
・投資の意識が低い
・鏡に向かう時間を減らしてしまう
・男との関係、戦ってしまう
・仕組みを考えるのが苦手
・やらなくていい理由がいくつもある

私はこの本を読んで、肩の荷が下りた気がした。
これまで生まれ変わるなら絶対にオトコだと明言していたが、
自身が女性であることが素晴らしく思えてきた。

そう思わせてくれた本作の刺さった言葉と、
それに対する自身の意見を書いていく。

「価値があるのかないのか、最終的に判断するのは買った人。売れ続けているのであれば買った者は価値があると感じている。」

商品に自身がないからといって、それを売ることは詐欺ではない。
売れているのか売れていないのかで判断すれば良い。
価値のある/なしは商人が決めるものではない。
買ったものの判断である。そこに罪悪感を抱く必要はない。

「上手く行ったら投資しようと考えがちだが、上手く行かせるために先に投資をするのだ」

たしかに、○○したら○○しよう~という妄想に浸ることがよくある。
ただ、先にそっちをやった方が近道では?というのは新しい発想である。
物事の順番に囚われすぎずに、先にやってもいいのでは?という視点は非常に大事だ。

お金ができたら○○を買おう/やろうではなく、○○を買う/やると時間が生まれてさらにお金を生むことができるかもしれないという発想を持ち続けたい。

「女が商売をやろうとすると男のように頑張ってしまいがち。男はおしゃれではなくても頑張っていれば実力が認められる。女は外見や立ち振る舞いの美しさで判断される部分がある。」
「不公平ではない、女の魅力は男にはない強み。外見だけでなく内面の両方を磨き美しくいなさい。女であることを忘れてはいかん」
「それに男のように頑張りすぎると女の病(乳房や子宮)にやられてしまう」

女であることを武器にするのってなんとなく気が引けるって心の底で思っている自分がいた。
でも、あざとい女子友達を見てると、「いいな、そんなことできないよ」なんて思ったり…
「女性でいることはすでにもう強みなんだ」と思うと、堂々と女を磨くこと(外見・内面)に専念できるというか、ポジティブでいられる。
女であることをポジティブに出していいんだ!と認識をチェンジしただけでとっても心が楽だ。
気にせず女を磨き、大放出していこう。
また、2023年は子宮の病が発見された年であった。
これまで以上に身体を大事にしていくことを一番に考えて過ごしていく。

「女が商売するとどうしても男と接触する機会は多くなる。誘われる機会も増えることを知っておきなさい。」
誘われたときは、「嫌ならちゃんと断りなさい。嫌でなければ好きにすればいい」断って嫌われないか?「離れる男もいるが、それでいい。たとえ仕事につながったとしても男女関係のもつれはややこしいことになる。女の色気を一切使わないことは不自然なこと。魅力は強み。使わない方がもったいない。しかし、男に無用な気を持たせてはならない」

商売をしていなくても誘われることは女性であればあることだろう。
それが無いように魅力を隠すのではなく、嫌な時には関係性を深めないように気を付ければいい。
もつれるほどまでに関係性を深めることは怖いことだ。
女性であれば力の差で殺されかねない。
幸いなことに危険な目には合っていないが、運的な要素で回避するには危なすぎるので、無しなものは無しと意思表示を明確にすることを意識しておかねばならないと再認識。
もし関係を持つなら、しっかり考えたうえで、自責で持てるようにしよう。

「男と競い合ってしまう女もいる。そういう女は男を敵に回してしまう。男は力になってくれる。競い合わず助けてもらうのだ。」

この言葉はとても刺さった。
小さいころからリーダー気質で、幼少中大全て共学であまり男女差を意識せずに社会人になった。
今まで付き合った彼氏に対しても「なんだか負けたくなかった。年収も同等が良いのにと悔やんだし、ゴルフのスコアも負けると気分を害した。オセロや卓球でさえ負けたくなかった」
かなりの負けず嫌いである。
確かに経営者をしている友人数名も「経営をしている女性は気が強すぎて付き合うのは無理だ」と言っていたのを思い出す。
男性は戦うべき相手ではなかったのだ。
助けてもらう存在だったなんて…
男性だからと意識せずにライバル視してきた人生、もったいないことをした。
気が強いわけではないが、今後はもう競う相手ではないと認識を改める。


「女は商売をするときに、大きな仕組みで考えることが苦手だ。」
「問題が起こったとき、女は話し合って共感し、イライラした気持ちを解決しようとする。」
「問題が起こったとき、男は話し合うが、個々の気持ちはひとまず置いておいて。全体を見て誰がやるのか合理的に考え、その場を解決するためではなく次回以降に混乱が起きないようなルールをつくる。男は大局的に物事をみて仕組みにして解決する。」
女が男のようなやり方を思いつくにはどうしたらいいのか?
「はっきり言って難しい。だから男に協力してもらうようにしなさい。男には共感ではなくアドバイスを求めなさい。男に共感を求めると毎回失望することになるだろう。男は個々の感情を汲み取ることは苦手。逆に言えばそこが女の強み。心を通わせ一対一の関係を大切にする。女の強みを生かし、弱みは補ってもらいなさい」

確かに私はすでにこの原理は知っており、彼氏には「今はアドバイスが欲しいのではなく共感が欲しいのでただ話を聞いてください」と伝えていた。
先手を打っていたのだ。
ただ、本著でわかったことはそれを求めるのも難しいということ。
苦手なことをお願いし、女側が求めた共感の形が出てこないと絶望するのは無駄なことだと思い知った。
共感してもらうのは女友達に限る。

「女は成功しなくてもいい理由がある。結婚して夫が稼いでいれば必死になる理由がない。他の仕事で生活できていれば商売のための優先順位が低くなってしまう。」
やるなら遊びではだめ、何かを犠牲にしてでも絶対に成功する意思が必要なのでは?
「楽しみの商売と利益を追求する商売はどちらも正しい。楽しみとして行う釣り人もいれば、仕事として行う漁師もいる」
「釣り人でもいい。ただ、釣り人なのに「漁師になりたい」と言って周囲に応援してもらうのはいけない。周りはそのつもりで必死に応援するからだ。あとで反感を買うことになる」

今のところ商売をするつもりはないが、自身がなにか商売をする際にはスタンスは明確にしなければと思うところがあった。
男性は楽しみの商売をしている女性には魅力を感じる傾向がある気がする。余裕をもって新しいことにチャレンジしている姿は美しくみえるのだろうか。

【私のマインドチェンジ】

・女性としての魅力は男性にない強み。
外見も内面も磨いてガンガン使っていこう!

・男性は競い合う相手ではない。助けてもらう存在だ。

・男性に共感してくれることを一切期待しない。
男には解決策を求めよう。

・「生まれ変わっても女でありたい」と口に出す。


以上。

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