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明日もう一度来てください、本物の手取り13万を見せますよ

ツイッターではしばしば「手取り13万」がトレンドになることがある。これは最低賃金に等しい待遇で働いている自身もしくは他者を揶揄するワードで、首都圏の最低賃金はだいたい1,000円前後なので、
1,000円×8時間×20日間×0.8=128,000円
であることから、事実としてはおおむね正しいことが分かる。

ただ最近では、それなりの収入があるにも関わらず手取り13万を詐称する、いわゆる「手取り13万フェイク」クラスターが散見されるようになり、混迷を極めている。彼らは手取りが13万円であると主張こそすれ、良い家に住み、車を保有し、高級ジムに通い、外貨建ての生命保険に複数加入するという、手取り13万円では到底不可能な生活を積極的にアピールしており、度々批判を受けている。

彼らが何故、低年収と豊かな生活を並行してアピールしているのか動機は尚以て謎だが、僕自身は7年ほど前、実際に手取り13万円の生活をしたことがある。証拠として画像も添付しておく。

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そもそも総支給が13万円になってしまっているが、これは入社初月なので日割換算されたものである。
これは田舎の零細企業の話ではなく、東京にある、某大企業の系列企業だ。そこで1日8時間、20日間フルで働いてもこの金額しか貰えないのである。
個人の観測範囲内ではあるが、ツイッターは比較的裕福なユーザーが集まっている印象があり、学生や次の仕事までの繋ぎ以外で手取り13万円の生活をしたことがあるという人は少数派なのではないだろうか。

何故手取り13万円になってしまったのか、実際の手取り13万円生活はどんなものなのか、次のエントリーから当時の生活を綴っていきたいと思う。

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