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本を読むといふこと。

一介の国語科教師であるがゆえにそこそこ本は読む。

本屋でブラブラしながら買ったり、SNS上で見つけた情報をもとにポチっとしたり。

とかやっていると積読が着々と積み上がり、購入した瞬間に「これだ」と感じた理由が失われている場合も多い。

しかし。

何だかんだおもむろに違うタイミングで読んでいると、「その時」に合った「言葉」に出会う。
それも「必ず」と言っても良いぐらいに「言葉」に出会う。

それなりの長文なのだから「当たりまえだ」という人もいるだろう。

でもその時にモヤモヤしていることや、悩んでいること、気になっていることに対して

「パっ」と心が開かれるような「言葉」
「ぐっ」と心つかまれるような「言葉」
「すっ」と胸のつかえがとれるような「言葉」
「はっ」とするような気づきが得られるような「言葉」

そんな「言葉」に出会うのである。

だから私は本を読む。

だから私は本屋へ行く。

だってその方が人生が豊かになる気がするから。

人から勧められた本も一度は読んでみることにしている。
先日長女から1冊の本を勧められた。
私だったら手に取らないような装丁の本だった。

でも読んでみた。

今の私にピッタリの「言葉」があった。
おかげで危うく東京メトロの電車内で落涙するところだった。

そんな「言葉」にで得るから。

私は本を読むのである。