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Apple Studio Displayレビュー 〜AppleのAppleによるAppleのためのAppleらしいディスプレイ〜

こんにちは、今回の記事では今月18日から早速使いまくっているAppleの新型ディスプレイ「Studio Display」について、5日間使った感想とこのディスプレイの特徴、いろいろをまとめてみました。是非最後までご覧ください!

ProDisplay XDRの廉価版?Studio Displayの性能とは

まずレビューに行く前に、簡単にStudio Displayについてまとめてみました。(赤字部分は特に良いと思ったところです!)

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このように今回のディスプレイにはいくつかの他の製品にはない強さが備わっています

ディスプレイ
XDRディスプレイ(Pro Display、’21macBook Pro等)にもXDRが無い面では劣っていますが、通常時(SDR)の輝度においては前者は最大500ニトなのに対しこのディスプレイは600ニトと少し明るくなっています
また、画素数自体は’21macBook Proには劣るものの、 Pro Displayとは全く同じ218ppiとかなり綺麗なものになっています。

カメラ
このディスプレイのカメラは12MPとなっていて、画素数自体は’21macBook Proの1080PのFaceTimeカメラはおろか、iPhone13 Proのフロントカメラと同等という暴力的にまで良いカメラを積んでいます。(ただ、画像処理の影響上、’21macBook Proのカメラより現段階では荒い写りとなっていますが、今後のソフトウェアアップデートにて改善が予定されているそうです。)
さらに今回は昨年からiPadシリーズで搭載が始まったセンターフレーム機能に対応していて、よりプレゼンテーションやリモートワーク、授業などもし易くなっています。

オーディオ

オーディオは、このディスプレイの1番の強みでもあります。’21macBook Proと同じ「フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーサウンドシステム」&「ワイドなステレオサウンド」が搭載され、空間オーディオ、Dolby Atmosにも対応しました。これによって映画なども臨場感ある音で楽しむことができます。

接続
接続については、96W急速充電に対応した接続用のThunderboltポートがひとつと、通常のUSB-Cが三つついています。96Wということで、M1 Pro搭載のMacBook Pro14インチまでは急速充電が可能になります。


4日間使って思ったこと Appleらしさ全開のディスプレイ!

ここからは僕が実際に4日間使っていろいろ感じたことについてまとめていきたいと思います。


まず箱についてですが、昨年からのAppleは梱包にビニールやプラスチック類の使用を順次取りやめています。その影響で、このディスプレイの箱にもプラスチック類は利用されていなかったのですが、本当にタンボールを開けたところから完全に開封するまでの間でプラごみが一つも出なかったので、開封時の分別の苦しみから解放され、気持ちよかったです。個人的にはプラゴミが出るとすごく罪悪感とか面倒臭さとかを感じてしまうので、こういった進化はありがたい上に良い取り組みなんだなぁと思います。

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筐体
次に、筐体についてです。やっぱり、アルミ削り出しのボディは最高に質感がいいです!スタンドも同じく削り出しで、全面のディスプレイ部分もガラス一枚で構成されていて、全体的にすっきりしたAppleらしいデザインを感じられます。
また、上下についたスピーカー&排熱部分は、Mac Studioと同じように小さい穴で構成されていて、設計思想は違いますが、Jony Iveがデザインしたライカのカメラのようなデザインを思い出させます。

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引用元; dezeen.com

また、ヒンジ部分ですが、僕が購入したのは一番安い傾きのみを調整できるスタンドなのですが、27インチのディスプレイを片手で簡単に調節できるようになっているのに感動しました!(感覚的には多分iMacよりも動かしやすいです)

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ディスプレイについてるあな

このディスプレイには、前述したように接続用のThunderboltポートがひとつと、通常のUSB-Cが3つの、合わせて4つの穴がついています。
接続用の穴がひとつなのは足りない!との意見も多くあったようですが、基本一台しかMacを使わない僕にとっては今のところ全く問題はないです。(むしろ高速充電めっちゃありがたい!)
また、この接続用にThunderboltケーブルが付属でついてくるのですが、このケーブルがまたファブリック調の編み込みの布尾ケーブルで質感も良く、柔らかく絡まりにくくなっているので最高です。(ストアでもAppleへのお布施込みの価格で販売中です)
残りの三つのケーブルも充電用としてフル活用していますが、位置もちょうど良く満足しています!
ただSDカードのポートもあるともっと便利になってたはずです…

画面
いよいよ本題である画面についてです。
大物れびゅわーの方々からは結構な言われようだった画面ですが、実際使ってみるとそこまで輝度、解像度ともに言われていた解いどいものではなく、むしろ輝度の面ではXDRでこそ無いですが、通常時600ニトという面では、500ニトの’21macBook Proよりも最大輝度は明るく、眩しいくらいです!(最大で使うことなんかない笑)また、解像度についてですが、こちらも’21macBook Proの254ppiには劣りますが、日常的にみる視点(画面から20〜30cm)ではもう判別不可能であまり見え方に違いはありません。

画面に大きな欠点があるとすればそれはリフレッシュレートが60Hzである点だけだと思います。’21macBook Proでは、Pro Motionテクノロジーを用いた可変で最大120Hzまでリフレッシュレートを上げられるので、’21macBook Proユーザーの方は画面に若干の違和感がある方もいるかもしれません。ただ、これ自体も毎日使っていれば慣れますし、ゲームなど画面の切り替わりが早いものを扱わなければほとんど問題ではありません。画面などは一度店頭で確かめるのをおすすめしたいです。


オーディオ

こちらもStudio Displayの注目ポイントです!

仕様上は’21macBook Proと同じ「フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーサウンドシステム」&「ワイドなステレオサウンド」と同じ感じで書かれていますが、双方は全くの別物です。Studio Displayの方は圧倒的に低音が強く、全体を包み込むような立体感もあります。一方で、MacBook Proの方は、低音や立体感では劣っているものの、よりクリアな音質に感じます。例えるならば、Studio Displayは音楽ホール、MBPはスタジオで聴いている感覚でしょうか。。。

率直な感想ですと、二つには大きな違いがあるので、人の声を聞くには’21macBook Proの方が長けているような気がしますが、音楽では圧倒的にStudio Displayの方が比べ物にならないほど圧倒的にいいです!(語彙力)


Studio Displayはおすすめできるのか?


ここまで性能面、デザイン面などについて感想を並べてきましたが、最後にこのディスプレイを他の人にもおすすめできるのか自分の意見を書こうと思います。

このディスプレイは、全体的な仕上がりとしてはハイエンドなディスプレイの部類には入りますが、全ての性能のバランスがいいかと言われるとまだそんなことはなく、(アップデートが鍵になってくるかもしれないというのはあります。)プロの方が求めているものでもないと思います(もちろんクオリティは高いですが)。しかし、オーディオの品質やデザインの面など、一部の重要な面では非常に良く、これ以上良いものはないとも言えるくらい満足できる仕上がりになっています。それゆえに僕は、自分達が満足できる使いやすい製品を作るAppleのAppleによるAppleのためのAppleらしいディスプレイなのかなとも思ったりします。なので、今まで数々のApple製品を使い続けてきた方やデザインが好きな方、とにかくコードの本数を減らしたい方などにはいい製品なのかなと思いました。

ただ、やっぱり120Hzの環境で作業したいかも!と思う方やこの記事を読んで買おうかどうか迷っている(決断に迷いそう)方、コスパいいものがいい!という方にはもう一度他のディスプレイと比較したりして焦らずに決めることをおすすめします。


読んでいただきありがとうございました!


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