大詰めの第七部です。
八部構成ですので、あともう少しなのですが、ここで物語詩「スナーク」を舞台化した作品に目を向けてみましょう。
楽しいミュージカル、なかなか笑えるおかしな喜劇が上演されています。
21世紀版なのでスマホや環境問題が飛び出したりしますが、原作のエッセンスはそのまま。
数年前の2018年にロンドンで上演されたのがこの動画。
子供でも鑑賞できる楽しいショー。綺麗な英語で語られて歌われます。
レース編みするビーバーは人形(笑)。後ろの白い服の女性は黒子。
劇のセリフは物語詩の筋のままですが、現代風に膨らませられています。
原作にはいない、銀行家の息子(女性が演じています)が The Boyとしてほとんど主役みたいに活躍しています。
ほかにもいろいろ改変されていて、非常にわかりやすい解釈で原作を知らずとも面白いし、原作を知っているとどんな風に設定が変更されたのかを知ることはなかなか興味深い。
英語字幕付きで、原作ほどには難しい英単語は出てこないので、英語に自信のある方は是非ご鑑賞ください。
ジャブジャブ鳥も、今回紹介するの原作第七部に登場するバンナースナッチも登場して、スナークの世界を十二分に楽しめる、家族みんなで楽しめるミュージカルなのです。
Fit the Seventh:The Banker's Fate
第七部: 銀行家の運命
次回は最終回と考察。お楽しみに。