見出し画像

「食い尽くし系」という言葉を知って、いろんな意味でドキッとした話。

先日Twitterを見ていると、

ある漫画が話題になっていた。

それは、食い尽くし系夫についての漫画である。

漫画の内容は、

旦那さんに対する奥様の不満を描いたものだ。

そこには、大皿に盛られた料理を一気に食べ尽くしてしまう姿や

作り置きしておいたおかずを食べ尽くす姿、

楽しみにとっていた奥様のアイスまでも食べ尽くす旦那さんの姿が描かれていた。


私は結婚していないが、

こんな旦那さんだったらしんどいだろうなぁと思ってしまう内容である。



しかし、この漫画を読んだとき少しドキッとした感情になった。

なぜなら、私の父はまさしく食い尽くし系の父親であるからだ。

それだけではない。

私自身も食い尽くし系に該当している部分がある。

だからこそ、自分ごとだと感じてドキッとした。


まず、私のことについて。

以前noteに書いたように、

私は今ダイエットをしている。

ダイエットをする前までは、ただの肥満体型だった。

肥満だった一番の理由は、

やはり、食べ過ぎである。

今は、自分で作る量を調整するようになったため

食べる量は減ったが、食い尽くしという性質自体は治っていないように思う。


食い尽くしの性質、

それはつまり、作った分をすべて食べてしまうということ。

目の前にあるご飯を途中で残すということができないのだ。

お腹いっぱいで限界とならない限りは、

基本ご飯を残したくないし、食べたいという感情のままに食い尽くす。

そりゃあ、太る。。。


しかし、ダイエットを始めて気が付いたのは、

私は、ある分を食べるだけで、

食べる物が無いのならば別に食べなくても平気だということである。

だから、作る量を減らしたら、自ずと食べる量も減っていった。

お腹が空いているから食べるというより、

目の前にご飯があるから食べていたのかもしれない。

これは、ダイエットで食事制限をしたからこそ気づけたことである。



次に、父親について。

父親は本当に何でも食べる人である。

全く料理をしないのに、一番食べる。

仕事から帰ってきたら真っ先に定位置について、

箸の用意すらもしないくせに、一番食べる。

自分は動かずに「あれ取って」と指示をして家族を動かし、一番食べる。

大皿に乗っているおかずは、家族のことを考えずに、一番食べる。

母が大量におかずを作ってくれて、

家族みんながこれは残るだろうなと思っていても、

気が付けば父の胃袋に全て入りきっている。


書いているとだんだん昔のことを思い出して、

腹が立った記憶が蘇ってきた。

今考えてみれば、

どう考えても、食い尽くし系に当てはまる。


しかし、私の家庭では父に逆らうことは出来なかった。

誰も父に文句を言うことができない。

不満がたまったときは姉と愚痴っていたことを思い出す。


食い尽くし系は、家族にとってものすごく不快な存在である。

兄弟が多い私たちの家族は、

大皿に乗ったおかずが出たときには

火花散るような争奪戦が巻き起こっていた。

その頃の名残なのだろうか。

はやく食べないと誰かに食べられてしまうと恐れているのだろうか。

食べたい分だけ食べればいいのに、

制御するスイッチが完全に崩壊している。



今になって思い返すと、

ご飯を作ってくれていた母は、

そんな父や私に対して一言も不満を言ってこなかった。

言っていないだけで、相当溜まっていただろう。

今更ながら、非常に申し訳ない。



姉に話を聞く限りでは、

父は今も尚、母の作ったご飯を食い尽くしているようだ。

おそらく、いやほぼ絶対、

これは一生治らない深刻な問題なのだと思う。



#note初心者  #大学生 #日記 #食い尽くし系 #ダイエット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?