受け取る力と影響を受ける心
共に場を作る友人に
こんなことを言われた
感受性は強い方だし
自分で言うのもなんだけど
繊細な方だ
受け取る力が強い という言葉は
初めて聞いた時は
どこか 聞いたことある言葉だった
けれど すこしだけ
引っかかるものがあった
✳︎
しばらくして 同じ友人に
別の企画で関わった
そして 別の側面からまた
言葉をもらった
今度は 流さなかった
これは 何かある
直感は 僕を捉えた
✳︎
受け取る ということは
どういうこと なのだろう
問いが ゆらりと
立ち上がってくる
相手が 考えていることや
時には 言葉になっていないことも
文脈から 表情から 息遣いから
読み解いていくような 感覚だ
話し手が 話したいと
思うことだけでなく
意識していない 無意識の主張も含めて
たくさんのことを 受け取る
そこで 気づく
そうか
形にならない主張を
受け取るのか
✳︎
主張は かならずしも
自分にとって 好意的なものではない
時には 自分に困ることもある
過去を思い出す
道に迷った時 どうしていいかわからず
たくさんの人の話を 聞いたことがある
どの人も 自分の経験から
良かれと思ったことを 主張 してくれた
そして僕は その主張を素直に受け取った
人によって さまざまな方向を指す
主張 を 僕は扱えきれたかった
そして 答えを出せなかった自分に
影響を受けやすい心 という
ネガティブな 名前をつけた
✳︎
けれど それは 裏返しだ
影響を受ける ということは
感じ 察し 受け取ることであり
自分らしさの 大切な要素だ
過去の出来事も
影響を受けやすいのではない
ひとつひとつの想いを
しっかりと受け取っていただけなのだ
そう捉え直すと
過去の苦しんでいた自分も
なんだか 愛おしくなる
またひとつ
自分を受け取れた気がする
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