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選手、保護者向けに、ケガとスポーツに関する情報を、発信しています。 ケガの悩み、パフォーマンスの悩みを一緒に解決するパートナー(アスレティックトレーナーの飼い犬) 大学、高校の部活動サポート アスレティックトレーナー養成校の講師 スポーツ整形外科 など幅広くサポート

マガジン

  • 足関節捻挫 復帰メニュー 1週間復帰ver.

    こちらのメニューは、エビデンス(スポーツ医科学)と作成したアスレティックトレーナーの経験からなる スポーツ復帰を目標とした「毎日」のメニューになっています。 1週間の復帰メニューは、1週間で復帰出来る程度の捻挫の場合、より安全に復帰するためのメニューと なっており、2週間かかる捻挫が1週間で復帰出来るメニューではありません。 靭帯の修復や足関節の機能の回復にかかる時間は、捻挫の程度により個々で異なりますが、 痛みや動作などを指標とし、メニューを進めることでスムーズなスポーツ復帰と再発予防を目指します。 1週間で復帰出来る程度であれば、 医師やアスレティックトレーナーなどの専門家によるアドバイスは必要としない場合も多いですが、 2週間以上の時間を要する場合は、可能であれば、 専門家と一緒にスポーツ復帰を目指すことをオススメします。

最近の記事

いつからの呪縛

いつから という呪縛 ケガをしている選手は、とても気になることですよね。 いつ復帰できますか? いつから練習参加出来ますか? いつからボールは投げれますか? いつからボールは蹴れますか? いつから走れますか? いつからという考え方は、 時間という軸で考えることになります。 ケガの回復には時間も大切ですが、 実はその過程の方が大切です。 時間は何もしなくても過ぎていってしまいますからね。 手術をするようなケガの場合、 どのようにリハビリを進めていくのか。 決められた

    • サッカー選手必見            段階的にキックの負荷を上げていく。とは

      サッカー選手のリハビリでは、 選手からの「いつからボール蹴っても良いですか?」 の答えは、非常に難しいですが、重要だと考えています。 みんな早くボール蹴りたいですよね。 ボールを蹴る際の足首、膝への負荷(主に足首や膝に痛みがある場合)を考えると、どんな状態になればボールを蹴ることが出来るのか?が分かるようになります。(詳細は個人差やケガの種類や状態により変わりますので、担当のドクターや理学療法士と相談してくださいね。) まずは、キック全般の負荷として、 「距離」という視

      • 足関節捻挫予防のおススメトレーニング(専門家向け)

        インアウトの指導ポイント 今回は、捻挫予防としておススメのトレーニングについて、文献の考察と合わせてご紹介していきます^_^ 内容は、専門家向けとなっていますが、 トレーニング自体はシンプルなものなので、 リンクにあるトレーニングを捻挫予防として活用してみてください。 サイドホップテストをご存知ですか? 30センチ幅のダブルラインを10往復を何秒で出来るか?と言うテストです。 足関節捻挫頻回群(4回以上捻挫)では、8.44 1.16 秒 コントロール群は、7.19

        • 足関節捻挫 復帰メニュー7日目(1週間復帰ver.)

          1週間復帰メニュー 最終日です。 明日から全体練習に交流するため、本数などをコントロール可能であれば、部分的に合流もしていきましょう。 練習参加以外の部分でのトレーニング内容になります。 パフォーマンス向上も兼ねて 連続ジャンプ、全力での直線ダッシュなどに入ります。 バランストレーニング チームウォーミングアップ 部分練習参加 連続スクワットジャンプ(反動) バウンディング 股関節外転筋トレーニング 15回 4セット 休息30秒 股関節内旋筋トレーニング  

        いつからの呪縛

        • サッカー選手必見            段階的にキックの負荷を上げていく。とは

        • 足関節捻挫予防のおススメトレーニング(専門家向け)

        • 足関節捻挫 復帰メニュー7日目(1週間復帰ver.)

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        • 足関節捻挫 復帰メニュー 1週間復帰ver.
          7本

        記事

          足関節捻挫 復帰メニュー6日目(1週間復帰ver.)

          こんにちは。 足関節捻挫 復帰メニュー(1週間バージョン) 6日目 今後は、2週間、3週間、8週間など復帰期間別のメニューも紹介していく予定です。 また、前十字靭帯損傷や半月板損傷術後のメニュー 肩関節脱臼、野球肘、腰椎分離症などの復帰メニューもご要望があれば、紹介していくつもりですので、コメントお待ちしています。 メニューといっても、ケガをしている部分(患部)だけを意識して作成しているものではありません。 スポーツに戻るということは、身体の機能、能力だけを鍛えても上

          足関節捻挫 復帰メニュー6日目(1週間復帰ver.)

          足関節捻挫 復帰メニュー5日目(1週間復帰ver.)

          本日は、捻挫受傷後5日目のメニューになります。 ここから記事をチェックする方もいるかもしれませんので、ご注意を再掲。 こちらのメニューは、1週間で復帰が可能な捻挫の方が、より良い状態で復帰を目指すメニューとなっています。 2週間以上かかる捻挫の方は、こちらのメニューでは、負荷が高過ぎるので、行わないようにしてください。 1日目からのメニューは、バックナンバーにてご確認お願いします。 では、本日5日目のメニュー。 残り、5日目、6日目、7日目と3日間でしっかり上げ切

          足関節捻挫 復帰メニュー5日目(1週間復帰ver.)

          ジョギングって、みんなの何割の力?

          こんにちは。 アスレティックトレーナーさくらです。 皆さん、ジョギングって何割くらいの力で走ってます? スポーツ復帰のためのリハビリを経験したことがある人は、 病院の先生から、8割までなら走っても良いよ。とか 5割くらいにしておいてね。とか 「割合」を使って伝えられたことありませんか? では、先生にとっての6割と、皆さんにとっての6割は同じでしょうか? 全力を10割(100%)として考えた時の割合ですが、 ジョギングって何割の力で走ることですか? これ、いろいろ

          ジョギングって、みんなの何割の力?

          足関節捻挫 復帰メニュー4日目(1週間復帰ver.)

          本日は、受傷後4日目のメニューになります。 あくまで、1週間で復帰できる程度の捻挫の場合の4日目 昨日は、ジョギングを開始しました。 今朝の痛みや違和感はどうでしたか? トレーニングやランニングを行なっている最中の痛みはもちろん 終わった後、家に帰った後、朝起きた時などのタイミングでの痛みや違和感も感じてみると前日のトレーニングの負荷が過剰ではなかったか?が確認できるので、今後も意識して感じてみてください。 動けることが増えてきて、一気に復帰!と行きたい気持ちもあるかと

          足関節捻挫 復帰メニュー4日目(1週間復帰ver.)

          足関節捻挫 復帰メニュー3日目(1週間復帰ver.)

          本日のメニューは受傷後3日目のメニューになります。 グラウンドや体育館でチームの練習の合間に取り組めるようにPDFをダウンロードして活用してください。 本日からジョギング開始になりますが、 ジョギングをスムーズに痛みなく出来るか? が復帰の期間を決定するのにとても重要です。 また、ジョギング開始の基準は、 「片足でのケンケン動作を痛みなく、左右差なくスムーズに出来るか? 」 になります。 ジョギングを我慢して行えたとしても、 その先でさらに負荷が上がった時に、痛みが我

          足関節捻挫 復帰メニュー3日目(1週間復帰ver.)

          足関節捻挫 復帰メニュー2日目(1週間復帰ver.)

          本日のメニューは受傷後2日目のメニューになります。 グラウンドや体育館でチームの練習の合間に取り組めるようにPDFをダウンロードして活用してください。 この時点で痛みなく歩くことが可能になっている選手向けのメニューになります。 明日からジョギング開始するため、動きのチェックも含めて、トレーニングを行いましょう。 Day② 四つ這いトレーニング(外転)  20回 4セット 休息30秒 股関節内旋筋トレーニング   20回 4セット 休息30秒 プランク(膝立ち)  

          足関節捻挫 復帰メニュー2日目(1週間復帰ver.)

          足関節捻挫 復帰メニュー1日目(1週間復帰ver.)

          本日から紹介していくメニューは、 足首の捻挫をしてしまった選手が、より安全に復帰するために作成しました。 1週間で復帰できる程度の捻挫であり、 2週間必要な捻挫が1週間で復帰出来るメニューではありません。 1週間で復帰できる程度であれば、 医師やアスレティックトレーナーなどの専門家によるアドバイスは必要としない場合も多いですが、 こちらのメニューを進めていくことが難しい場合は、病院などの医療機関(出来ればスポーツ整形外科)を受診してみましょう。 身近に相談出来る専門家がい

          足関節捻挫 復帰メニュー1日目(1週間復帰ver.)

          足関節の捻挫のリハビリプログラムを考えよう

          足関節の捻挫ってとても身近なケガですよね。 すぐに治ったよ!っていう人もいれば、復帰まで3ヶ月かかった。 まだ、ちょっと痛いんだよね。みたいな人もいるのが足関節の捻挫です。 みんなが同じようにやっても上手くいきません。 インターネットで足関節 捻挫 リハビリ など検索すると 整形外科や接骨院のHP、YouTubeなどで、捻挫のリハビリについてのポイントが見つかり、便利さもある反面。受け手の選手はどこまで出来ているのだろう?と疑問に思うことも出てきます。 また、スポ

          足関節の捻挫のリハビリプログラムを考えよう

          どんなトレーニングメニューに取り組みたいですか?②

          前回に続き、今回もリハビリ期間中のメニュー作成のポイント(AT目線) 前回はこちら 今回の始まりは、リハビリの環境について プロスポーツの様に、毎日トレーナーがいて、トレーニングルームとグラウンドが自由に使えてという理想的な環境でリハビリに取り組める選手はなかなかいないですよね。 ほとんどの選手は、学校、部活動、病院、自宅の4つを移動しながら、 復帰を目指しています。 比較的環境の整っている病院も毎日行けるものでもなく、 多くても週2〜3日、基本は週1日くらいが多く

          どんなトレーニングメニューに取り組みたいですか?②

          どんなトレーニングメニューに取り組みたいですか?

          ケガをしている選手が望むことは、 やっぱり早く復帰したい!ですよね 少しは休みたいな〜なんて気持ちにもなるかもしれませんが笑 休んだ後は、やっぱりスポーツやりたい!って気持ちになり、リハビリへのモチベーションも上がってくると思います。 そんな時に、どんなメニューに取り組みたいですか? 今回は、アスレティックトレーナー側から見たメニュー作成のポイントをご紹介。 選手側から見た意見も頂けるともっと良いものになると思いますので、是非コメントに♪ メニュー作成時のポイント

          どんなトレーニングメニューに取り組みたいですか?

          より早くより安全に!

          スポーツに復帰するために特化したリハビリテーション(リハビリ)をアスレティックリハビリテーションまたはアスレティックトレーニングと言います。 一般的なリハビリは、社会復帰 具体的には、買い物や仕事に行く、学校で授業を受けるなどの日常生活に戻ることを目的にしています。 そんなリハビリの専門家は、理学療法士という国家資格を持った先生たち。 ですが、 理学療法士になるためのカリキュラムにも スポーツ復帰を目的としたアスレティックリハビリテーションは、紹介程度のみで実践的な内容

          より早くより安全に!