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足関節捻挫 復帰メニュー1日目(1週間復帰ver.)

本日から紹介していくメニューは、
足首の捻挫をしてしまった選手が、より安全に復帰するために作成しました。

1週間で復帰できる程度の捻挫であり、
2週間必要な捻挫が1週間で復帰出来るメニューではありません。

1週間で復帰できる程度であれば、
医師やアスレティックトレーナーなどの専門家によるアドバイスは必要としない場合も多いですが、
こちらのメニューを進めていくことが難しい場合は、病院などの医療機関(出来ればスポーツ整形外科)を受診してみましょう。
身近に相談出来る専門家がいれば、
一緒にスポーツ復帰を目指すことをオススメします。

靭帯の修復や足関節の機能の回復にかかる時間は、
損傷の程度や個別の理由に異なりますが、
痛み・動作などを指標として、
メニューを進めることでスムーズなスポーツ復帰と再発予防を目指します。

では、早速1日目のメニューの解説へ

足首を捻ってしまった日を、受傷日0日目としてスタートします。

1日目は、ケガをした翌日になります。

患部は徹底して安静に。
特に軽い捻挫だと思って、歩き過ぎたり、痛みを我慢することがないように
1週間後の復帰を目指します。
今日は、患部外トレーニングを中心に

DAY①
1.四つ這いトレーニン グ(伸展)
2.四つ這いトレーニン グ(外転)
3.股関節内旋筋トレー ニング
4.プランク(膝立ち)
5.サイドプランク
6.股関節外転筋トレー ニング
7.腕立て伏せ(膝付き)
8.ローイング(背筋群)
9.シーティングスクワット
10.バランストレーニング

1.四つ這いトレーニン グ(伸展)
       四つ這いになり、
          ①片足をカカトを押し出すように、後ろに伸ばす
          ②膝を曲げながら、お尻より少し高く上げる
          ③①のポジションに戻す
          ④四つ這い姿勢に戻る
      足を交互に
2.四つ這いトレーニン グ(外転)
      四つ這い姿勢から
        ①ふとももの高さが地面と水平になるように横に上げる
              ※股関節はできるだけ曲げたまま、
     足を上げるのと同時に、顔は反対を向ける
        ②足・顔を元に戻す
        ③反対の足を上げる  
3.股関節内旋筋トレー ニング(再発予防)
      ①うつ伏せで膝を90°曲げる
      ②足首にできるだけ近く、痛みが出ない場所にチューブをかける
      ③足を開くように広げる
        ※負荷が弱いようであれば、足を開いて行う
        ※可動域の最後まで行う
4.プランク(膝立ち)
      ①両肘両膝の4点で身体を支える
      ②肘は肩の下
      ③膝は腰幅に開く
        ※頭のてっぺんから膝までが一直線になるイメージ     
5.サイドプランク(再発予防)
     ①肘・膝の横で身体を支える
      ※基本姿勢;両肩を結ぶラインに対して、
    直角になるように頭と身体を1直線に。
    レベル①;そのまま30秒キープ
    レベル②;上の足を地面と水平になるように上げてキープ
    レベル③;上げた足をカカトを押し出すように伸ばし、肩の高さまで上げ、
                      地面に触れる程度まで下げるをゆっくり30秒間繰り返す。
6.股関節外転筋トレー ニング(再発予防)
    ①横向きに寝て
    ②上の足を横方向に開くように挙げる
    ※慣れてきたら、少し前・真横・少し後ろの3方向5回ずつ(合計15回)挙げる 
7.腕立て伏せ(膝付き)
    ①膝を付いて、腕立て伏せの姿勢を取る
    ②右の胸を地面につけるように斜めに腕立て伏せ
    ③左の胸を地面につけるように斜めに腕立て伏せ
                      交互に10回ずつ(合計20回)繰り返す
8.ローイング(背筋群)
     ①チューブを足または机などにかけ、
     ②骨盤を立てた状態のまま、肘を後ろに引くように、チューブを引く
9.シーティングスクワット
     ①イスに浅く座る
     ②立ち上がるように身体を前に倒し(実際には立ち上がらない)、
     ③お尻を浮かせるイメージで5〜10秒キープ
     ④太ももの前に力が入っていればOK
     ⑤一息ついて、15回繰り返す
10.バランストレーニング
    Lv①;片足立ち 目を開けて
    Lv②;継足立ち 目を開けて
    LV③;継足立ち 目を閉じて
    Lv④;片足立ち 目を閉じて

以上が1日目のリハビリメニューになります。
60〜90分程度で終わるメニューになっています。

自宅や部活動の現場で60〜90分、自分の復帰のためにメニューを行い
残りの時間は、チームサポートや勉強など有効に使っていきましょう!

上記を行っている最中に痛みはなくても、
終わった後の痛み、翌日の痛みなどある場合は、
このレベルの負荷でも、過剰になっている可能性があるので、
焦らずに進めていきましょう。

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