妊娠は確率論
妊娠は確率論という話をたくさんの本でも動画でも表現されます。
今日はその確率を上げるための生活習慣の改善について記します。
確率を高めた卵子×確率を高めた精子=排卵日2~0日前の出会い
によってうまく受精、着床すると妊娠が成立します。
それでも妊娠確立は20%といわれますので
本当に奇跡と言える事象なんだなと感じます。
確率を高めた卵子とは
卵子の質の問題です。
最も質がいいのが20代前半といわれ
30代後半からは急激に質の低下がみられるとあります。
https://ninsinbaby.com/hairansikumi/
卵子の数は生まれてから増えることなく減少するにみになります。
それも、人によって原子卵胞の数には個人差があるため
●45歳でも出産できる人もいれば
●37歳でも妊娠できない人
もいるのはこのためです。
メディアなどでは一部の芸能人の高齢出産を取り上げますが、
「氷山の一角」で自分には当てはまることではない可能性も、理解しておくことが必要だと感じます。
現に私は22くらいの時、
●40歳くらいに結婚できればいいな
●それから子供を持つのでもいいや~
と気楽に考えていましたが、先輩から正しい情報を指南され考えががらりと変わりました(;´∀`)
卵子にできることは、質を高めるという努力のみ。
その為に必要なことは、
●適切なバランスの取れた食生活
●抗酸化作用のある食材、サプリメントの適正利用
●子宮内血流の改善、維持
●適度な運動
上記は健やかな一般生活を送るうえでの基本的な事項ですね。管理栄養士としてもトレーナーとしても多くの方にまずは基本事項として取り組んでいただくことです。
昨今ではそんな一般的な生活さえ脅かす生活習慣が多く存在しています。
●長時間の座位でのPC作業(ブルーライト、夜間照明、座位)
●排気ガス、農薬、化学物質
●脂質過多な食事での肥満
●極度な考え方の偏りによる痩せ
●携帯電話、スマートホンの普及
こういったことが日常生活にあふれており、何の気なしに不自由なく利用しているはずです。
・血流不全
・睡眠の質
・細胞の質
が悪くなれば当然卵子の質が低下するのは目に見えています。
まずは基礎的な生活に改善の余地がある方は3か月間から変容をしていくことが望ましいと考えます。
確率を高めた精子
精子検査での数値で問題となるのは
・受精可能な精子
がどれだけ存在しているのかということです。
そのため、外科的治療が必要な場合は日常生活の改善だけでは改善が見込めない場合がありますので参考までに。
ですが、生活習慣の乱れにより問題が起こっているのであれば即刻対策を打つためにいくつか具体例をあげます。
質の高い精子(受精可能な精子)
・総精子数 WHO基準値以上
・運動率の中の前進運動率 WHO基準以上
・正常形態率
(WHO基準4%以上ですが、漢方医では30%以上は欲しいといわれた)
質の低下に関わる生活習慣は以下の通りです。
●喫煙
●長時間座位
●運動不足
●不摂生な食生活
●ビタミンミネラル不足
上記に課題のある方は、1つからでも習慣の改善に取り組むと良いですね。
もちろんそれにより、現時点での自身の健康増進に役立つことは間違えない。
管理栄養士としては
●亜鉛の摂取
●良質なたんぱく質の摂取
●良質な脂の摂取
●抗酸化物質の摂取
がおすすめです♪
上記を3カ月繰り返してみて、結果の変化を見てみてください。
もちろん、3カ月以上の継続でよりよい結果の維持、増進につながります。
これだけで解決する方は、それでよし。
我が家のように、食事や運動の生活習慣という外側からの部分の努力だけでは不足がある状態の場合は、薬や漢方、外科的治療が必要となってきますので、まずは確率を上げるための基礎的な努力を徹底的にやってみて、その後門外が解消しない場合は、ステップを上げていくことが良いと考えています。