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トライアスロン 【連載】私目線で紹介!パラリンピック競技 #5

みなさん、こんにちは!パラスポーツをこよなく愛するあいあーです。ブランドサッカーの紹介でスタートをした普段は取り上げられる事が少ないパラリンピック競技について紹介していく【連載】企画

5回目となる今回はトライアスロン!

1.トライアスロン競技について

1)競技概要

オリンピックで行われているトライアスロン競技の半分、ショートディスタンスという距離で競います。3種目を連続で行い、第1種目目はスイム 0.75km、第2種目目はバイク(自転車) 20km、第3種目はラン 5kmの合計25.75kmを行います。

2)特徴

この競技の最大の特徴は、大きく3クラスの選手が一同に競技を行うことです。車いすを使用する選手、肢体不自由の立位の選手、視覚障害の選手がパラリンピックの種目になっています。ただし、メダルは障がい、障害の重さによってそれぞれ授与される大会が多いです。

また、障害によってバイクパートでは自身の障がいに合わせた自転車に乗り換え、ランパートでは義足・車いすレーサー(陸上競技でよく使用される車いす)・クラッチ(スポーツなどでよく用いられる松葉杖)など、走行の方法も様々です。視覚障害クラスの選手は、スイムパートから、パートナーと一緒に二人三脚で競技を行うため、息の合ったコンビネーションにも注目です。

3)注目選手

われらが日本、土田 和歌子選手です!
1994年の冬季パラリンピックから出場しているレジェンド。初出場のパラリンピックは冬季種目でこそ、長野パラリンピックでは夏季種目の陸上競技へ転身し、2018年からトライアスロンへの競技転向を行う、スーパーアスリートです。トライアスロン競技を行う傍らで、陸上のロードレースの大会にも出場しており、かつ大分車いすマラソン2020でも優勝しています。私も大会でお見掛けしたことがあるのですが、プロ選手のオーラ漂う、あこがれの選手です!


(参考 https://www.parasapo.tokyo/super-athletes/tsuchida-wakako 2021年2月18日参照)

2.あいあー推しポイント

トライアスロン競技は、みなさんもご存じ「鉄人レース」と呼ばれる全身を酷使する競技です。(実は私もトライアスロン競技出身なので、その過酷さがめちゃくちゃ分かります・・・)
障がいの有無に関係なく、というとアスリートの方たちに失礼かもしれませんが、レースを見るだけで、苦しいスイム練習(私はスイムが苦手なので)、血のにじむようなバイク練習(私は山を自転車で走ったりすることが苦手ww)など、目の前に浮かび、本当に感動します。レース中は自身との戦い、と言われますが、沿道の声援が励みになるので、ぜひ会場に足を運んでいただきたいオススメ競技です!運が良ければ(?)私が隣で推しポイントを解説します!

3.どんな事がトライアスロンを通じて学べるか?

トライアスロンは一人で行っているように見えて、実は多くの人が関わっている競技です。スイムパートから陸に上がる際に、車いすのアスリートはボランティアスタッフの手を借りながら、移動用の車いすに乗り換えます。四肢障がいがあり、スイムパートで使用したウェットスーツの着脱も、補助を行う方がいたりします。また、上記に記載したように、視覚障害のある選手にはガイドと呼ばれる、晴眼(目の見える)者が一緒に競技を行います。機材一つとっても、肢体不自由の立位の選手が使用するバイクは個別性があり、その機器のメンテナンスや一人一人に合わせた用具には、多くの人が製造にかかわっています。
沿道でエイドと呼ばれる水分補給地点にはボランティアがいたり、様々なかかわり方があり、それを考えるだけで、選手側も応援側も、見ているだけで感動してしまいます・・・

ぜひ会場に足を運んでください!(私も必ず会場にいます!ww)

次回もお楽しみに!

前回までの記事はこちらから

(Top 写真提供 = Olexandr Panchenko / Shutterstock.com)


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