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プロ野球日本シリーズ 59年ぶりの関西ダービー

来る10月28日、いよいよプロ野球のフィナーレを飾る日本シリーズが始まる。

セリーグは18年ぶりの優勝を成し遂げた
阪神タイガース

パリーグはリーグ3連覇を達成した
オリックスバファローズ

それぞれのリーグ覇者がクライマックスシリーズでもシーズン通りの強さを見せつけ、
日本シリーズの舞台へ進出した。

両チームの日本シリーズでの対戦は初、

関西を拠点とするチームの対戦は59年前の
南海ホークスvs阪神タイガースの時まで遡ることになる。

そんなわけで関西では連日盛り上がりを見せているかと思われるが、日本一の栄冠を手に入れるのは、
はたしてどちらになるのだろうか。

私は阪神タイガースが日本一になると予想している。


いや、これは予想ではなく、だたのタイガースファンの願望だ。

以下、願望だらけの予想としてご覧いただきたい。



1.展開予想

まず、阪神とオリックスの通算対戦成績は
阪神の32勝、オリックスの33勝で3つの引き分けがあり、ほぼ五分である。

今季の対戦は阪神1勝、オリックス2勝だった。

通算成績で見ると相性の良し悪しは特になく、
両者拮抗している。

また、両者は強力な投手陣を擁して今シーズンのペナントレースを制した。

阪神:チーム防御率2.66
オリックス:チーム防御率2.73

以上より投手戦となり、なかなか点が入らず、
接戦が続くシリーズになるのではないかと考えられる。


2.初戦の山本由伸から勝利を掴む


日本シリーズ初戦は村上(神)と山本由伸(オ)のエース対決になると予想している。

今シーズンの交流戦初戦では村上と山本のエース対決で山本が投げ勝っている。

阪神打線は山本に対し、8回2安打に封じ込められた。
一方、村上も8回4安打2失点と好投している。

2人とも打ち崩されることは予想し難い。

しかし、直近のクライマックスシリーズでのそれぞれの成績は以下の通りだ。

村上 6回 被安打3   四死球3  失点1
山本 7回 被安打10 四死球3  失点5

それぞれ対戦相手が違うので単純に比較しても意味がないことはわかっているが、

山本の方がシーズンと比較すると精密をかいた印象だ。

山本は今季WBC日本代表としてプレーしている。

WBCに出場した選手はいつものシーズンよりも早く調整を完了する必要があり、疲労から
シーズン通して働くのはなかなか難しい。

もちろん全員がそうであるわけではないが、
WBCに出場した選手の一部はケガにより年間通して戦えなかった。

ロッテの佐々木朗希、阪神の湯浅、巨人の大勢、そして、世界の二刀流エンゼルスの大谷翔平など

山本もケガとは言わなくても、ここらで疲労蓄積により調子を落としている可能性は十分にあり得る。

その点で第1戦阪神が山本から3点ほど取り、
村上からの継投で2点に抑え、
勝つのではないかと予想する。

そして、ポストシーズンではとにかく第1戦をとることが重要と言われている。

なぜなら、初戦勝利したチームの日本一になる確率は60%と言われているからだ。

60%とそこまで高い確率という印象でもないが、

山本由伸に土をつける

つまり、相手のエースを打ち崩して勝つことは
チームに勢いと勇気をもたらすため、かなり貴重だと考えられる。


3.ビジターゲームでの勝利

次に、阪神が相手本拠地で勝利することも重要だと考えている。
今回の日本シリーズはオリックスのホーム球場・京セラドームからスタートする。
日程は下記の通り。

第1戦 京セラドーム
第2戦 京セラドーム
第3戦 甲子園
第4戦 甲子園
第5戦 甲子園
第6戦 京セラドーム
第7戦 京セラドーム

各チームともホーム球場では高い勝率を誇っている。

そのため、ビジターゲームで勝利するということは重要な要素である。

ちなみに2003年阪神は日本シリーズに進出しているが、
ホーム甲子園で3勝したものの、
ビジターでは1勝もできなかった。

また、2005年も日本シリーズに進出したが、
この時もビジターで1勝もできなかった。

(この点は下記の記事でも記載していますので、ぜひご参照ください!)


この点を考慮しても、阪神が日本シリーズのビジターで勝利を掴むということは
過去の精算であり、重要だ。

負けてしまえば、あの時の再来か…
とファンの頭によぎってしまうだろうし、
もしかすると、選手・首脳陣の頭にもよぎってしまうかもしれない。

そうなってしまえば、焦りからチームが機能しなくなるかもしれない。

3度目の正直として、

第1戦のビジターゲームで阪神が勝つことは繰り返しとなるが、
非常に重要だと考えいる。


4.甲子園の大声援

第2戦はオリックスが勝つとして、
(雑ですいません)

阪神は聖地甲子園に1勝1敗で帰ることができればいいと考えている。

なぜなら、甲子園で3勝して一気に決めることができるからだ。

甲子園の圧倒的なホームアドバンテージ
ファンの大声援

これさえあれば阪神は勝てる
いや、勝ってくれというこれも願望

だが、日本シリーズでの阪神ファンの熱量、大声援にはオリックス選手たちも驚くはずだ。

声援は相手へのプレッシャーとなり、阪神の選手たちの背中を押すだろう。

さらに、山本由伸に土をつけて帰ってきたとあれば、英雄の凱旋だ!

そんな最高潮な状態で甲子園で試合をすれば、もっと勢いがつくことは間違いない。

18年ぶりの日本シリーズ、
過去の屈辱、
1985年以来の日本一、

阪神ファンの熱量は史上最高なのではないだろうか。

誰も経験したことのない、大声援
これは圧倒的に阪神優位に働くはずだ。


5.おわりに

最初に記載した通り、これは勝敗予想ではなく、タイガースファンの願望だ。
両者拮抗しており、タイガースが勝っている根拠を見つけることはできなかった。

オリックスには2年連続で日本シリーズで戦っており、緊迫した試合を経験しているという大きなアドバンテージがある。

チームの力は五分である両者において、
この経験というアドバンテージは非常に大きい。

その点でオリックスの方が…とも考えたわけだが、

オリックスは去年日本一になっているし、阪神にどうか譲って欲しい。

そんな思いから、
①山本由伸の調子が落ちていること(願望)
②ビジターゲームでの勝利
③聖地甲子園でのファンの大声援

という乱暴な3つの根拠(?)を無理矢理捻り出し、阪神タイガースの日本一を予想した。


P.S.
私は関西出身で小学生の頃、どちらのチームのファンクラブにも入会していた。

セリーグの推しは阪神タイガース
パリーグの推しはオリックスバファローズ

この関西ダービーは私自身も待ち望んでいたことであり、生きている間に見たいと思っていたことだ。

正直実現しないのではないかと思っていたので、どちらを応援するかまでは考えていなかった。

しかし、去年オリックスが日本一になってくれたことで今年は割り切って阪神を応援することにした。

兎にも角にも、両チームが日本シリーズに進出してくれたことに感謝し、毎試合ドキドキしつつ、
時に複雑な気持ちになりつつ、観戦したいと思う。



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