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スティール・ギターを手づくり!!Part.5 ~スケールと指板加工編~

こんにちは!

ロックバンドSPORTS MENのウクレレ担当、澤田が自らの楽器愛について語る「澤田のウクレレ日誌 ~Parlor Songs~」。

スティール・ギター製作シリーズのPart.5です!

前回のPart.4の記事(ボディの切削加工編)では、無垢の木材がスティール・ギターの形に仕上がりました!

今回は、指板にフレットを作っていきます!

この記事をここまで読んで頂いている方は覚えて下さっているかもしれませんが、設計図編(Part.2)で定めたスケール(弦長)に基づいて、墨付け編(Part.3)にてフレット位置に印をつけてあるのが現状です。

ここに、フレット線の埋木(うめき)加工を行っていきます!

埋木とは文字通り、溝や穴を掘って木を埋め込み、表面を整えることで模様をつける加工技術のことで、皆さんも写真を見て「これか!」と分かっていただけるかと思います。

いつにも増して手工具を駆使した木工作業!!

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!

スケールの始点と終点

指板の加工に入る前に、まずは、スティール・ギターのスケール(弦長)の始点終点のパーツを取り付けます。

加工によって図面との誤差が生じてしまうと、フレット位置の墨付けからやり直す必要が出てくるので、あらかじめスケールをしっかりと定めていきます。

はじめに、弦の始点となるブリッジをボディに取り付けます!

ブリッジ

今回選んで購入したエレキ・ギター用のブリッジは、弦を裏側から通す構造になっています。

そのため、まずボディに弦の通り道となる穴を開けて貫通させてから、その上にブリッジを固定します。

弦6本分の穴開け
木ねじで固定

次に、弦の終点となるナットを、溝を掘って固定させます。

ナット

ルーターを使用して溝を掘るため、切削ガイド用の直線の木材と、木材の欠けを防止するための当て木を固定して加工を行います。

ルーター切削
溝掘り完了!
ナットがぴったり収まりました!

これで、ブリッジ(始点)とナット(終点)の取り付けが完了しました!

スケールも無事、図面通りに仕上がっています!

指板の埋木(うめき)加工

それでは、いよいよ、音程の基準線となるフレットを指板に付けていきたいと思います。

一般的に、ギターには金属製のフレットが打ってあり、指板を指で押さえることで弦がフレットに当たって音程が決まる仕組みになっています。

一般的なギターの押弦

それに対して、スティール・ギターはバー(金属などの硬い素材で、トーンバーとも呼ばれます)を押し当てて音程を定める特殊な奏法のため、指板に弦が触れることは全くありません。

スティール・ギターの奏法

なので、スティール・ギターには金属製のフレットを打ち込む必要はなく、その代わり、ほとんどのスティール・ギターにはフレット位置の目印の線がつけられています。

それに倣って今回は、フレット線を埋木加工で作っていきたいと思います!

細い木材を用意
マホガニーという濃い茶色の材です
墨付けした部分に埋め込んで、フレット線を作ります

まず、木材の厚みに合わせた一定の溝を、鋸(のこぎり)とヤスリを駆使して加工します。

フレットの数が多いので大変でした…!

次に、木材を埋め込んで切断し、専用のボンドで接着してクランプで固定します。

ボンドを塗布
しっかりと叩き込みます
濡らした布で、はみ出たボンドを拭き取り
当て木をはさんで、クランプ固定

一晩寝かせて、接着が完了しました!

接着後、鋸(のこぎり)でカットして、鑿(のみ)や鉋(かんな)で平滑な面に仕上げていきます。

フレット線の埋木が仕上がりました!

我ながら綺麗に仕上がって、初めてにしては上出来なのではないかと…。

続いて、ポジションマーク(演奏時にフレット位置をわかりやすくするための目印)を埋木加工していきます!

所定の位置に墨付け
ドリルで穴開け
12フレット(ちょうど1オクターブの位置)には2つの穴を開けます

木材の丸棒を準備して、フレットと同様の工程で接着します。

ボンドを塗って、埋め込み
鋸(のこぎり)でカット
鑿(のみ)で平らに仕上げ

ポジションマークがつきました!!

手工具を使った木材加工は手間がかかりますが、綺麗に仕上がった時の感慨もひとしおです…!
木と向き合っている感じがして、とても好きな時間です。

今回の記事はここまでになります!

次回はパーツの取り付け、そして塗装のための研磨作業をしたいと思います。

念願のスティール・ギター完成まであと一歩!どうぞ、お楽しみに!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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