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軽い人
スポーツが極めて上手な人っています。周りにいたそういう人達には、どうも共通点があるような気がする。でも、それを上手く表現する言葉が見つからない。何ていうか・・・、ふわっとした明るい雰囲気、サラッとした立ち振る舞い、う〜ん・・・
軽い!
そう、なんか軽い!!
飛び抜けて上手な人は、みんなどこか軽かったのです。いつもニコニコと機嫌がよかったり、ふんわりとした軽い雰囲気が漂っている。修行僧のような重たい雰囲気じゃない。落ち着いた、物静かな人でも、どこか飄々(ひょうひょう)としていて、サラッと軽い。
ただ、そういう人たちの中には、あまりの軽さゆえ、私生活で問題を抱えていた人もいましたけど。でも、身体の使い方、宙を舞うような身のこなし、それは明らかに周りとは違う、トップアスリートの ”それ” なのです。
最初、彼らがニコニコして、飄々と軽い雰囲気を漂わせているのは、小さい頃から飛び抜けて上手いから。そう思っていました。でもコーチとして子供達と接していると、それはむしろ逆ではないかと。
彼らは凄く上手だから、ニコニコ、飄々と、力みなくプレーしているのではなく、ニコニコ、飄々と、力みない心持ちだから、凄く上手にプレーできるのではないかと。
というのも、そういう軽い心持ちの子どもは、突如として上手くなったりするのです。始めは、そんなに飛び抜けているわけじゃなかったり、むしろあまり上手じゃなかったり。そんな子が、なぜか、本当になぜか、急に変身してしまうのです。
軽くありたい。
そう思って自分の軽い部分を探すんですけど、これがどうにもこうにも見つからないわけで。だから、もう探すのをやめて、寝ることにします。
重くても、まあ、それはそれで、いいじゃないか、ということで。
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