空き家を活用したスポーツ合宿所で地域に活気を【地域おこし】
田舎は不便。そんなイメージがあると思います。
ですが近年インターネットやAmazonなどの通販の生活インフラが整備されたことによって田舎は思っているより住みやすいです。
今日は地域活性化のワークショップで考えついたスポーツ支援隊員的角度からの地域おこしを書いていきたいと思います!
3年後にダブルダッチスクールで起業・生活を予定
私は総合型地域スポーツクラブの活動支援隊員として地域おこし協力隊に採用されました。
この3年間で自身のスクールを立ち上げる予定ですが、スクールって子ども達が学校から帰ってきてから1〜2時間しか稼働がないんです。
長期休みは特別クラスを開いたり、体験会を行ったりするのですがそれでも年に9ヶ月ほどは1日2時間ほどの仕事になります。
もちろんそれ以外の時間も仕事をしないと生活ができないと思います。
そこで小賢しい私が考えつくのが「自分のスクールの宣伝にもなって収入も増える、地域の活性化にもなることでその活動が奨励されることをしよう」という欲張りな発想でした。
田舎には廃校がある
文部科学省は「みんなの廃校」プロジェクトというプロジェクトを推進しています。
福島県だけで17校もありました。
https://www.mext.go.jp/content/20221001-mxt_sisetujo-100003131_02.pdf
そこで私が思いつくのが「スポーツ合宿施設」です!
学校に泊まるという非日常を体験しつつ、昼ごはんを食べたり遊んだりするプランも提案することができるのではないでしょうか?
住宅宿泊事業法(民泊新法)と空き家活用の補助金、スポーツくじも活用できるのでは???
思いついたら口から出ていくのが私のいいところでも悪いところでもあります。難しいところや出来ない障害に気づく前に提案をしてみる「若いな」と言われる思考回路が地域おこしには良かったりします。
思いついたら出来るかどうかではなく、実現の方法をガガガーっと検索します。「採算が取れるか?」とか「OPENして人が来るか?」とかいうこまっしゃくれたことは考えず、
・どんなところがあるか
・実際に活用しているところはあるか
・移動手段はどう準備するか
みたいなことばかり考えてしまいます。
「よそ者、若者、ばか者」は近年は間違いではないかと示唆されておりますが、私はまさにこれなのです。。。
現役時代を思い出しつつ考案。。。
ダブルダッチの大学現役時代、合宿には何度も行きました。
特に大切だと感じたのは以下5つ。
体育館はあるか?
うるさくしてもいいか?
近くにコンビニなどがあるか?
3食ちゃんと飯が出るか?
東京から合宿して安いか?
さぁそれでは順番に見てみましょ!
体育館はあるか?
廃校利用なので基本的に体育施設はあるでしょう。
ここで施設がない廃校は候補から外れます。
グラウンドがあるけどサッカーゴールがないとか、マウンドやフェンスがないなんて場合はそういったスポーツは難しいかもしれませんね。
でも廃校だけを利用するという概念を取り払えばOK!
例えば近くに室内プールなんてあれば水泳の合宿ができちゃいますね!
ある程度の設備は居抜きみたいな感じで引き受けられれば最高ですね!
ただ、寝具は確実に足りないと思われるのでそこらへんは手配が必要になりそうです。。。
教室で寝るという体験はなかなか珍しいことなので、黒板だったり教壇は残しておいた方が雰囲気がいいし、MTGの時に使えたりすると思うので残してみるのも面白いですね!
うるさくしてもいいか?
学生なのでもちろん夜遅くまで活動しちゃいます。
お酒を飲む団体もいることでしょう。
夏には花火やバーベキューを楽しんだものです。
そうなってくると問題なのが騒音。
これは周囲の理解が必要になるかもしれません。
廃校になったばかりの場所だと、学校の周囲に住んでいた人もいると思いますのでその方達への配慮が必要になりますね。
近くにコンビニなどがあるか?
体育館の帰り道や宿の近くにコンビニやスーパーがあるかは結構大切です。最悪なくても困りませんが、合宿の質が変わります。(夜はお菓子パーティしまくってましたからw)
コンビニが近くにあると言っても、田舎基準で考えてくださいw
車で10分ほど走ってあれば「近くにある」と言って差し支えないでしょうw(ちなみに車で10分は徒歩で1時間半ほどですw)
3食ちゃんと飯が出るか?
美味しいご飯を出してくれるみんなが「お母さん」と言って慕っていた最高の合宿所「グリーンレイクたきざわ」が私は好きでした。
距離は東京八王子から高速を3時間半。
そんな遠くでも毎年夏には最高の思い出を作ってくれた場所でした。
冬はハラマチロッジという場所に行っていました。
距離は車で1時間半ほどですがここは歩いて行ける距離にコンビニ、体育館があり大変重宝しました。
東京から合宿して安いか?
トータルのコストがどのくらいの金額になりますかね?って部分が気になるところです。
ここでは2泊3日のバスケ合宿ということで私の利用した思い出の合宿所を試算してみます。(当時はお財布担当ではなかったので)
グリーンレイク滝沢
学生合宿は一泊6,300円(3食)
温泉があり、大浴場がついていました。
コンビニまで車で5分、マイクロバスがあり体育館(公営)にはそれで送っていってもらっていました。
山の上にある施設なのでかなりうるさくてもOKでしたし庭での花火、BBQ、スイカ割りは最高の思い出です。
小さな宿なので貸切になることが常でした。
後輩の代では他団体と日程が被り使えないこともあったようです。
公営の施設は大抵、利用時間が分けられた体育館使用料が設定されており、大体半日で6,000円程度みたいです。
2泊3日なので計算すると
宿代:378,000円(一泊6,300円×30人×2日)
体育施設利用料:24,000円(1日目午後、2日目、3日目午前で計算)
高速バス代:260,000円(片道130,000円)
高速料金:61,200円(片道15,300円)
合計金額:723,210円
ハラマチロッジ
学生合宿は一泊7,000円~(3食)
私有の施設を多く持っているので予約取りが非常に楽だったのではないかと思います!
施設も綺麗で5階建ほどあり最大収容人数が250人なので、他団体も多くいたのが印象的です。(大体がフロア貸切という感じです)
施設は料金表から体育館が半日¥8,000、1日¥15,000
2泊3日なので計算すると
宿代:420,000円(一泊7,000円×30人×2日)
体育施設利用料:31,000円(1日目午後、2日目、3日目午前で計算)
貸切バス代:200,000円(片道約100,000円)
高速料金:35,560円(片道8,890円×4)
合計金額:686,560円
大体68万〜72万で合宿をしていたことになります。
30人のクラブで25,000/人といった感じですね。
やはり遠ければ遠いほど移動にお金が掛かるので料金がかかるという感じでしょうか。
60万円でコーディネートできるとかなりいい感じで紹介できそうですね!
貸切バス代が高すぎる!!!
貸切バスは大型バスの場合運転手が必須です。
営業所からの料金も取られます。
また高速料金も三倍くらいになってしまいますので出来ることならマイクロバスと引率の先生が載せられるまでの参加人数であればマイクロバスを使った方が良さそうです。。。
もし宿泊施設から直接のマイクロバスであればかなりコストをカット出来そうです!
玉川村に来るのなら。。。
宿代:480,000円(一泊8,000円とする。)
体育施設利用料:6,000円(1日目午後、2日目、3日目午前で計算)
貸切バス代:
宿で所有していればガソリン代と運転手代でOK。
燃料費は28,000円(片道7,000円)
運転手は私が運転すれば42,000円(片道3時間10,500円換算)
=70,000円で出来ます(維持費を3万載せても往復10万です。)
高速料金:56,000円(片道14,000円)
合計金額:642,000円
一軒家の借り上げ(空き家活用)
ここで地方の問題「空き家」の一軒家を月単位で借りるということで宿代を節約していきたいと思います!
宿代:480,000円(一泊8,000円とする。)
これを変えていきます!
宿は一か月あたり10万程度で借りられるとして、
食費は18万円(一日2,000円)を想定。
宿代は28万円となりました。
合計442,000円
宿代:450,000円(一泊7,500円とする。)
体育施設利用料:6,000円(1日目午後、2日目、3日目午前で計算)
貸切バス代:
宿で所有していればガソリン代と運転手代でOK。
燃料費は28,000円(片道7,000円)
運転手は私が運転すれば42,000円(片道3時間10,500円換算)
=70,000円で出来ます(維持費を3万載せても往復10万です。)
高速料金:56,000円(片道14,000円)
合計金額:612,000円(20,400/人)
まとめ
さて、つらつらと話してきましたが検討してみると面白いところや問題点がたくさんありました。
玉川村でスポーツ合宿をするには
「合宿に使える空き家」と「移動手段」が必要ですね。。。
29名以上の団体なら私が送り迎えすることも可能かと思いましたが第二種免許を取らないといけなかったりするのでちょっと面倒かもですねw
こんな感じで思考実験してみるとどこかの地域の誰かが実現してくれるかもしれませんからひっそりそれを期待しますw
また今回は東京からの想定でしたがもっと近ければそれだけ安くなり逆もまたしかりです。
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