大学卒業後、就職せずドイツを選んだ2つ理由
初めまして、Mensch(メンシュ)のタカです。
今回は、僕のドイツへ渡ったきっかけや理由を書かせていただきました。
自己紹介
簡単に自己紹介をさせていただきます。
岸 伯富実(きし たかふみ)
1994年7月18日生まれ 25歳
神奈川県川崎市で生まれ、埼玉県さいたま市で育ちました。
4歳のとき、兄の影響でサッカーを始めました。
小学校6年生のとき浦和レッズ下部組織のセレクションに落ち人生始めての挫折を味わい、中学時代は地元クラブチームに入り毎日死にそうになりながら練習をしました。
その結果、高校進学のタイミングで浦和レッズユースから声をかけていただき、恵まれた環境の中エンブレムを背負いサッカーをしました。
3年間の結果、トップ昇格はできず大学へ進学。
大学ではTOPチームの試合には全く関われず、試合に関われたのは指で数えられるほどでした。
ただサッカー内外での多くの学びを得ることができ、僕の人生にとって大事な期間でもあります。
サッカー部を卒業後、残すは大学の卒業式のみ。
この期間がもったいないと思い、僕は卒業式を待たずに2017年1月ドイツへ飛びました。(卒業式は参加できませんでしたが卒業はちゃんとしました)
ざっくりとサッカーを中心に自己紹介と経歴紹介させていただきました。
では、こんなキャリアを歩んできた僕がなぜ大学卒業後、就職せずドイツへ渡ったのかについてお話させていただきます。
ドイツ渡航した2つの理由
①サッカーをしたかった
シンプルに『サッカーをしたい』というのが1番の理由です。
大学時代、思い描いていたサッカーキャリアを歩むことはできませんでした。
じゃ「大学で死ぬほどサッカーと向き合ったのか」と聞かれると恥ずかしながら絶対にYESとは言えません。間違いなく同期や先輩、後輩のほうが頑張っていた。
これは全ては自分に原因があり視野の狭い凝り固まったサッカー観やプライド、甘さの結果がすべてだと思います。
ただそんなことに気づいたときには大学生活に終わりを告げようとしていました。
18年間サッカーをしてきて、幼いころからプロサッカー選手になり海外でサッカーをするのが夢でした。(小学校の卒業式で「プロサッカー選手になり海外で活躍する」と大声で宣言したのは今でも覚えていますw)
そんななか『サッカーをしたい』というこの気持ちを抑えつけ、就職活動/就職することに疑問を感じていました。
大学4年次の就職活動をするなか、面接で取り繕った回答や企業に合わせた自己分析を通し、海外へ行くことは確信に変わりもやもやしていた気持ちは一気に解消されました。
ここで行かなかったら2.3年後に絶対後悔する。
行かないで後悔するより、行って後悔するほうが前に進めると思い、いつ帰ってきても働けるし、挑戦できるのは今しかないと思いました。
当時、海外を選ぶことは主流になりつつある時代でした。
とはいえ、実態としては就職せず海外へいくことやプロにもなれない選手がサッカーしに海外へ挑戦することは言いづらい世の中でした。
そんななか、この選択を応援して背中を押してくれた家族や友人などには本当に感謝しています。
ここで間違いなく言えることは、心から挑戦して良かったということです。
ありがとうございます。
だからこそ、ここmenschで一般常識や周りの声、視線…を気にしてしまい挑戦したいことを諦めてしまう方々を応援したいです。
②歴史やスポーツの在り方、価値観
では海外へ行く決断をし、なぜ世界196カ国あるなかでドイツを選んだのかを中心に話していきます。
それは、
1.ドイツサッカーに挑戦したい
2.総合型地域スポーツクラブ
3.ドイツ(ヨーロッパ)の生活様式
です。
1.ドイツサッカーに挑戦したい
①にも紐付きますが...
ドイツサッカーといえば、
『球際』『得点へのこだわり』『スピード感』
という印象を持っていました。ここに対して挑戦したいと思いました。
僕のプレーを知っている人はわかるかと思いますが、上記3点は全て課題です。ここに向き合うためにも渡独しました。
実際に『球際』『得点へのこだわり』『スピード感』は非常に求められます。ここを抑えつつ自分の長所を活かすことができる選手は上へ上がれている印象でした。
当たり前のことかもしれませんが、これから挑戦する人はその国(チーム)で何を求められているのか情報収集し、自分は何で勝負するのか思考することが成功への近道だと思います。
2.総合型地域スポーツクラブ
ドイツ発祥とも言われている総合型地域スポーツクラブ(Sportverein)の歴史が深く、地域に根付いたクラブを実際に見て感じたいという理由もありました。
なぜなら大学の授業でこのクラブ形態について学び興味を持っており、当時兄がクラブを立ち上げていたこともあり馴染みのあるものでした。
実際の現地では、言葉では言い表せない想像以上の魅力を感じました。
土日になると、老若男女関わらず地域の人々は活動(サッカー、卓球、ヨガ、水泳…)に参加し、その後は施設内にあるカフェバーに集る。
そして試合があればもちろん応援し、5.6部のアマチュアでも観客数100~200人程度は集まります。
その後はもちろん選手と一緒に食事やお酒を楽しむ。ときには相手チーム選手も同じ場所で食事します。
このように、スポーツクラブがスポーツという垣根を越え、地域住民すべての憩いの場となっていました。
僕はこの経験から必ず日本でも同じ光景を創り出したいと思い、今活動しています。
3.ドイツ(ヨーロッパ)の生活スタイル
本や実際に生活していた方々から話を聞くと、
・自分(家族)を大切にする。
・時間や自然をゆっくりと楽しむ。
・多国籍文化なため個々の個性や考えを尊重する。
などを聞き、その文化や風習、価値観で生活してみたいと思いました。
ここに関しては僕の言語能力では言語化できないため難しいですが体験してほしいの一言です。
言葉では言い表せない生活や価値観は何気ない時間や人生を豊かにしてくれるものでした。だからこそ、現在でも大切にしています。
現在と未来
帰国後に2社のインターンを経て、現在は某IT企業で営業をしています。
また、FC.BANDELIE(エフシーバンデリエ=バンデ)という社会人サッカーチームを運営し、キャプテンとしてプレーをしています。
(※なぜ僕がバンデでサッカーをしているのかは『25歳社会人がFC.BANDELIEで社会人サッカーをする3つの理由』というnoteを公開しているので見てみてください!)
このバンデで活動していたアスリート支援プロジェクトや自身の経験を活かし、menschを立ち上げました。
menschでは、これから挑戦する人の背中を押してあげたいです。
なぜならこれだけ海外挑戦をしやすい時代のため、みんな応援してくれる、情報が溢れていると思われがちですが...リアルな実態違います。
そのため、サポートはもちろん情報量の担保と整理を行い、行くまでの不安や行ってからの不安、挑戦後の不安などすべての不安を解消し、後悔ない挑戦ができるような環境を創りたいと思っています。
そのため、menschではキャリアサポートの一貫として現在ドイツ・オーストリアサッカー留学相談所という形でオンラインでのサポート活動をしています。
・行くか悩んでいる
・何からしたらいいかわからない
・帰国を考えているけど就職活動って何
など、menschに興味がある方はぜひDM/メールでのご連絡お待ちしております。
長文になりましたが、最後まで読んで頂いた方ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。 タカ
岸 伯富実
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