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誕生日を前に

こいつ、いつも面白いこと言うなぁということが続いて、
だったら、何かこれをカタチにして残したいなぁ、と思い、
このマガジン「親子漫才」をはじめた。
俺と息子の掛け合いがメインで、文字通り「漫才」

普段のなんてことない会話の中で
「え!?なんで!??」という言葉が返ってくる。
こいつの頭の中はどうなってんだと心配にもなったが、
それがこいつの個性!と納得し、逆にそれを楽しんだ。

この「親子漫才」をはじめたのは、彼が6歳の時。
ちょうど保育園に通っていた頃だ。

今読み返しても、「あ〜そんな事いってたよな」、
なんて思い出に浸れるので、子供の面白ポイントを記録しておくのは
とてもおすすめです。
それが文章でもいいし、動画でもいい。

後になって、見返すと、
その時の情景が蘇ってくる。

それにしてもなぜ、そんなに面白かったのか。

それは、彼が「狙って」話していないから。

純粋にその時思ったことを話していただけ。
それが、大人の価値観をぶち壊すような
ミラクル回答ばかりだった。

そんな彼も、もう少しで9歳である。

今、当時話したことや、当時の質問をしたところで、
あのミラクル回答は返ってこない。(たぶんね)

紅葉をみて、「ピンク」とは言わないし、
風呂場で延々、桃太郎を話したりはしない。

彼も小学3年、来年は4年。

その間、本当にいろいろな経験をしたし、
去年は休校も味わった。

俺も経験したことのない未知の経験をしながら、
彼も徐々に大人へとなっていく。

あの頃のように、
大人が「?」と思うような回答は減った。

その代わり、
「人生」や「将来」なんていう
ちょっと哲学かぶれな話をたまにするようになった。

先に書いたように、
彼は「狙って」ミラクル回答していたわけではない。
みんなを笑わせようとして
話していたわけではない。

今は「普通」の少年になってしまった。

でも、今は今で、
彼の思いに耳を傾ければ、
それなりに面白い回答が返ってくるはず。
「今の彼」の回答こそ、大事にしなきゃいけない。

こんな世界の中で、
9歳になろうとする少年は何を思うか。

おそらくは、
「YouTube見よ〜」としか思ってないんだろうけど。

それでも、毎日毎日、YouTubeばっかりみていても、
君の成長は止まらない。


唯一、困るのは、このマガジンのネタが
著しく不足することくらいか。

とにかく。誕生日、おめでとう。

これからも、沢山話そう。



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