世界で一番かっこいい映画館
気になるでしょ。
世界で一番かっこいい映画館。
もちろん何か基準があるわけではなくて私が勝手に決めた一番。
それはニューヨークのチャイナタウンの近くにある。もうすでにかっこいい。
映画館の名前は「METROGRAPH(メトログラフ)」
50席と175席の2つのスクリーンが併設された小さな映画館で、1階にはBOX(チケットを買うとこ)とポップコーンなどの軽食売場と軽くお酒が飲めるバー、2階にはレストランとちょっとした本屋もある。元は食品倉庫だったようで、レンガ造りの外装をそのまま使っている。
そんな映画館がニューヨークにあるらしいという噂を聞いて、私は2018年に実際に行って、映画こそ観なかったもののレストランで食事して映写室も見学した。
もう隅から隅までかっこいい。
映写室を見学した時に全ての機材が私にも操作出来る物だとわかったので、「ここで働かせて欲しい」とメールしようかと悩んだぐらいかっこよかった。
何より併設されたレストランが良い。
私が滞在した時もほとんど満席だったが、恐らく映画鑑賞に関係なくここに食べに来る客がいるんだろう。
映画を観た後に友人や恋人と食事をしながらさっき観た映画の話をするなんて人生で一番良い時間ではないか。しかもその映画を観た映画館の中で。
自分の考えた考察を友人と喋りまくるもよし、
もちろん独りで余韻に浸って無言でコーヒーをすするもよし。
そんな世界で一番かっこいい映画館メトログラフ。
中でも衝撃的だったのは、パンフレット。
このパンフレットはメトログラフで作っているオリジナルで、2ヶ月に1冊のペースで刊行されており、その2ヶ月間で上映する作品を紹介している。
巻末には映画館をモチーフにした漫画も掲載されている。
この小洒落たパンフレットが劇場内の至る所に置いてあり、来場者は好きなように持って帰っても良いのだ。
これはもうパンフレットというよりはZINEだなと思った。
長々と世界で一番かっこいい映画館を紹介してきたけど、結局言いたかったのはこんなZINEが作りたいという事。
なので決めた。
ZINEのサイズはメトログラフと同じサイズにする。
この正方形を折り曲げて作ったようなサイズ。正式名称は知らない。
あと紙の質感も厚すぎず薄すぎず少しざらつきのある感じ。これも正式名称は知らない。
憧れの世界一かっこいい映画館のパンフレットと同じサイズと紙質で、映画館を評価したZINEを作る。
そしていつかまた気軽に海外旅行に行ける時代が来たら、もう一度訪れてみたい映画館。
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