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19歳

19歳になった。


この夏誕生日を迎えた私は19歳になった。

10代最後の歳やら、ラスティーンやら別名は多いものの、女性の結婚年齢の16、選挙権の18、成人の20に比べてできることが増えるわけでもないし、いまいち宙ぶらりんなのが19歳。

1つ上の先輩にも「19歳はとても微妙な一年だと思うのでうまく生きよう!」とお言葉をかけていただいた。

そんな19歳を「気づいたら終わっていた年」にしないように、人生の中で思い出したくなる年にするために、この夏私は「19歳」について考えた。

すると、案外2つも大きな意味というか、意義というか、

19歳を楽しむ方法が見つかった。

この記事をここまで読んでくれた19歳以上のあなた、ここでやめないで。きっと後悔させません。この記事をここまで読んでくれた19未満のあなた、ラッキーねスクショの準備はいい?

この記事をここまで読んでくれた19歳のあなた、あなたならこの19歳どう楽しむ?私より楽しむ自信、ある?

・19歳を楽しむ方法その1

本田健『10代にしておきたい17のこと』を読んで、17個を達成する。

私はこの本にちょうど10歳の時に出会った。教育熱心だった友達のお母さんが自身の娘に読ませるのはもちろん、娘の友達の私にも買ってくれたのがきっかけだ。しかし10歳の私は、とても失礼な話だがプレゼントが本だったことにがっかりしてそのまま放置し、初めて本を開いたのは13歳の時だった。

衝撃だった。出会えてよかったと思った。

この本に書いてあることを意識しだすと、面白いくらい人生が回り出した。目標だった校内の弁論大会で準優勝したり、夢が叶ったり。

胡散臭いと思ったあなた、うん確かに胡散臭いねこの上の文。笑

でも本当なんだ。嘘だと思ったらこの人10代だけじゃなくて20代から60台まで本を出しているから読んでみて。

とにかくそんな人生に影響を与えてくれた本が示す17のことを終わららせるのに期限があと1年しかないのだ。13でこの本に出会えたがまだ5つぐらいしか達成できていない。

言うなれば10代という大きな括りがおわるのだ。10代の集大成、グランドフィナーレ。そう考えれば少しは19歳に重みが出でくるだろう。1日1日が愛おしく感じられ、映画の最終章のように19歳の日々を慈しむことができる。

ぜひ、読んでみて。

・方法その2

19歳をテーマにした曲を聴いてみる。

19はトクベツな数字なのか、意外とそれをテーマにした曲が多い。

まず紹介したいのは名曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUS」あの女優永野芽郁もこの曲を聴いてもうすぐ終わる19歳に浸っている。

「ただ過ぎていくよで きっと身についていくもの」

彼女のように20歳を目前にして、この歌詞が染みる19歳にしたい。

次はPrincess Princessの「19 Growing Up」

戦友のような親友、ライバルであり仲間という女の友情をテーマにしたバブリー感溢れるこの1曲は今まで出会ってきた友人たちを思い浮かべながら聴きたい1曲だ。

「それぞれのTreasure Island ひとつずつ現実に変わっていく」

「忘れるなよいつまでも Growing Up」

いつか大人になったら、友人とお酒を酌み交わしながらこの曲について考察を語り合いたい。

最後の1曲は光GENJIの「ガラスの十代」

テーマは失恋だが、キャッチーなサビが10代最後の心に刺さる印象的だ。

「壊れそうなものばかり集めてしまうよ 輝きは飾りじゃないガラスの十代」

20になれば壊れそうなものには自然と手を出さなくなるのだろうか。輝きが飾りによるものばかりになってしまうのだろうか。


つらつらと書いてきたが方法1では19歳の脚本を、方法2では19歳のテーマソングを紹介したつもりだ。

主人公は誰でもない、今これを読んでいる君と私。

さあどんな19歳にする?