マグカップと段ボール
夫婦や同棲カップルで食器や小物をおそろいの物にしたり、部屋の統一感を持たすために婚前に使っていたものや趣味の物を捨てたりする人いるじゃないですか。
あれって良くないみたいですね。
夫婦や同棲カップルの共同生活で必要なものは協調性ではありません。
統一感を持たすより、お互いの趣味や好みを尊重した方が関係が上手くいくそうです。
ひとつ屋根の下に共存する別人格。
当然と言えば当然ですよね。
ちゃんと尊重出来ているだろうか?
お気に入りのマグカップで
コーヒーを飲みながら、ふと思い出した。
人それぞれこだわりポイントが違うので
人の物を勝手に捨てる事はまず無いのですが昔、夫が段ボール箱を溜め込んでいた時のこと。
小さな収納がひとつ埋まった時点で
『この段ボール捨てていい?』
と聞いたらなんと必要との事。
『何に使うの?』
と聞いたら教えてくれた。
『電化製品やゲーム機なんかは、店に修理を依頼する時に購入した段ボールで梱包しなければ、修理してもらえない事がある』
なるほど、知らんかった。
じゃ、このキーボードやプリンターなんかのもう本体がない段ボールは捨ててもいい?
この大きな段ボールにこの辺の小さな段ボールを詰めて収納していい?
と、いくつかを捨てて、工夫して収納すると多少コンパクトにまとまり、収納が半分空いた。
そこに別部屋に収納してあった
夫の趣味の物(通称:空かずの段ボール)を
詰め込んだ。
後々思ったのですが、
ゲームやパソコン好きの夫にとっては段ボール箱もコレクションのうちだったのかもしれない。
スニーカーコレクターのひとは
箱も大切に取っておくそう。
箱も含めてコレクションして、眺めている時も楽しいのだとか。
没頭してこその趣味。
いまいち理解出来ずともお互いに尊重して
なんだか楽しそうな相方と共存していけたら良いなと思う。
………ただ、うちもそんなに広くないからね、
ある程度の譲歩は必要なのですよ。
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