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その失点のワケは。 ジュビロ磐田vs松本山雅FC レビュー【2021 J2 第7節】

どーもこんばんは、すぴっちです。

だいぶ遅くなりましたが・・・第7節ジュビロ磐田戦のマッチレビューになります。

1. 試合結果、スタメン


[試合結果]
1-4、敗北・・・

[フォーメーション、スタメン]

2.本日の分析内容:大量失点について

山雅のハイプレスがはまり、押せ押せな展開でゲームは進んだ。試合スタッツからも分かるように、かなーり攻めていた。ボクシングのように判定勝ちがあるのであれば、間違いなく勝っていた。

*引用元:Football LAB様

だがしかし!!試合が終わって見れば「1-4」の・・・ザンパイ。

シュートを20本打っても1得点の山雅。かたや磐田は、シュート10本で4つのゴール。これが巷でよく聞く”決定力”なのですか??

この試合を振り返るポイントとしては、大きく以下の2点だと思った。

A. 流れを掴んでいた前半(特にPK前まで)に得点を取れなかったこと

B. 3失点してしまったこと(4失点目はリスクをとった結果のため無視)

私は、後者について分析することにした。いくら複数得点を狙うシーズンだとしても、流石に3失点したら厳しすぎるためだ。(私個人として、アメフトのCBやってたせいか、守備の方が気になる・・・)

3. 大量失点のワケを追う

まず、各失点シーンを見直した。

※4失点目は扱わない。残り時間少ない中、リスク承知で攻めに出た結果だと考えたため。

1失点目:山雅左サイドからグラウンダークロス→ペナルティエリアでキープされる→不運なPK。

2失点目:山雅右サイドからグラウンダークロス→オウンゴール

3失点目:ショートCK。ファーサイドへのクロスを折り返されて、ゴール。

・・・どうやら今年の山雅の弱点はクロスのようだ。

流れの中からやられた2失点目について、詳細に振り返る。

2失点目_シーン1:

ボランチ2枚が、中盤左サイドにプレスをかけるが交わされる。そのまま空いた中央に展開され、リトリート守備へ。

2失点目_シーン2:

大外に展開され、両WBの1vs1の場面へ。グラウンダーのクロスをあげられる。そしてオウンゴール。

どうすればこの失点を防げたのか。「ゴール」という結果から順々に振り返る。

1. どうにかしてゴール前でクリアできなかったのか?
 → クロスの質が高かったため、難しい。GK-CB間のグラウンダークロス。何かしら事故が起きる可能性が高く、このクロスをあげられてはいけないと思う。

2. グラウンダーのクロスを防げなかったのか?
 → 1で述べた通り、ここまでに防ぎたかった。「クロスをカットする」or「質の高いクロスを出させない」。どうすれば防げたのか

 2-1. WB外山の質?
  → 1vs1で抜かれたことは事実。もし酒井宏樹であれば防げたかもしれない。しかし、個人だけの責任にする組織に成長はあるのか、いや無い。

2-2. WB外山がプレッシャーをかけにくい状況になっていなかったか?
  → 上記シーン2の直前、大外で 1vs2 (外山 vs WB&CB)の状況が生まれていた。外山は2人監視しなければいけない。そのため、磐田WBにプレッシャーをかけられず。この状況が良くなかったのではないか。

では、どうすれば 1vs2の状況を防げたのか?

山雅のリトリート時は、5-4-1。大外を監視するのは、WBとSHとなるハズ。そのため、WB外山とSH国友で早めにプレスに行くのが・・・おそらく今の守り方。つまり・・・

Q、国友が守備をサボってたのか?

結果的にそうかもしれない。しかし「ハイプレス大作戦」して頑張っているSHだけの責任にしてはいけないと思う。

あの場面、国友は中央の展開を見ており、大外を上がるCBに気付くのが遅くなっていた。そこを周りの選手が指示できていれば、早めにプレッシャーをかけられていたのでは無いのだろうか。

各々の能力が決して低いわけではない。しかし、どんなクロスが上がってもクリアできる絶対的なCBはいない。1vs1で負けない絶対的なWBもいない。少しでも失点の確立を減らすためには、少しでも相手のスペース・時間を奪う必要がある。そのために、コミュニケーションを取り合い、素早くプレッシャーをかけ続けることが重要なのかな・・・そう感じた。

4.あとがき

[今日の大野君]
出場ならず・・・。今後に期待。

[MVP]国友くん
まずは、2戦連続ゴールを決めてくれたこと。そして、前へ出てプレスし、後ろに下がりボールを回しと・・攻守に渡って献身してくれたこと。このままさらに伸びていって欲しい。


今回のレビューは以上になります。

「今シーズンはまだまだ好不調が激しい磐田さん。ここで倒さずいつ倒す!」などと勝手に息混んでいましたが・・・使ったデスネ・・・。色々な不運もありましたが・・・磐田さんは耐えて、流れを掴み、ゲームを制した。強かった。

まだまだ先は見えませんが・・・まずは次節甲府戦。切り替えて行きましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次は甲府戦のプレビューで!