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霊的な成長方法2

では、まず「飲食物」について検討してみましょう。
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「地上生活中に、人は宮居を建設しています。先ず第一に、日々の食物と呼吸する空気とで肉体をつくります。同時に、日常の欲求・情緒・好みによって幽体を建設します。その思想・想像・祈り・向上心・真我の直観を通じて霊体を建設しています。」
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ホワイト・イーグルの霊言集には上記のように語られています。またシルバーバーチは霊訓で下記のように語っています。

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私が常づね申し上げているのは、’殺害’の観念がつきまとう食糧品はなるべくなら摂取しない方がよいということです。
(シルバーバーチの霊訓8 P189)

霊的向上を望む者は、いかなる犠牲を払っても大自然の摂理と調和して生きる覚悟ができていなければなりません。その摂理は霊的なのです。霊が発揮すべき側面はいつの時代も同じです。愛と慈悲と寛容と同情と協調です。こうした原理にしたがって考えれば、食すべきものを食し、飲むべきものを飲み、正しい生き方に導かれます。しかし、最終的に選択するのはあなた自身です。そのために神は自由意志というものをお与えになっているのです。
(シルバーバーチの霊訓8 P190)

――動物を殺して食べるということについてはどうでしょうか。

動物を殺して食べるということに罪の意識を覚える段階まで魂が進化した人間であれば、いけないことと知りつつやることは何事であれ許されないことですから、やはりそれなりの報いは受けます。その段階まで進化しておらず、いけないとも何とも感じない人は、別に罰は受けません。知識にはかならず代償が伴います。責任という代償です。
(シルバーバーチは語る 著者A.W.オースチン(編)・近藤千雄(訳))
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上記の通信から、動物肉類は食べない方がよいという事になるのでしょうけれど、一方、私たちには自由意志があり、しかし知識には責任という代償が伴うと語られています。

ハリーエドワーズのような強力な心霊治療能力を発揮された山村幸夫さんは、日頃は菜食だったようですが、用意された料理(肉類も含む)は、全て食されたようです。彼は、次のように語っています。
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一番大切なのは感謝の気持ちです。食物への感謝の気持ちです。皆さんが頂く動物、植物、果物も、魚もそうです。それらには進化の違いこそあれ、みな霊が宿っています。生命があります。それを頂かなければ生きていけないのが人間なのです。
ですから、皆さんが言う「いただきます」の言葉の中で、彼らの根源である霊に対し、生命に対して、ほんとうに感謝して下さい。
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動物肉類を食べなくても、人間はバランスよく栄養を摂取して生きていけるのかもしれませんが、おそらく個人個人の最適な精神的状態は、「もう食べたくない」「食べる必要がない」と感じる時からでしょう。これは各々の霊的な成長の程度に関わる問題かもしれませんが、もし、「食べたくてしょうがない」のに我慢している状態では、動物肉類摂取の執着は消えず、肉体レベルは別として霊的なレベルでは、あまり意味がないように思います。

ただ、動物肉類には、恐れ、悲しみ、怒り、恨みなどネガティブな念があるとも言われていますし、そのエネルギーも好戦的、闘争的だとも言われます。

動物肉類摂取に関しては、動物愛護、人種的差異、地球環境、菜食主義、更には、各々の霊的成長の程度等、様々な問題を含んでおりますので、これ以上は触れません。

ただ、食物摂取と人に関する霊的な事例がありますので、次回紹介いたします。

つづく

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