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12.想念形体(エレメンタル)~怒りを静める「6秒ルール」について

前回、「想念形体(エレメンタル)について」の投稿は、一応この投稿で終わりにしたいと思いますが・・・と書きましたが、ラジオを聴いていたら、「怒りのコントロール」についての話があったので、少し掘り下げてみたいと思います。

エレメンタルについて、
「欲望→思考型(欲望的思考)エレメンタル」
「思考→欲望型(思考型欲望)エレメンタル」

があることは以前に投稿しました。

私たちは、通常、喜怒哀楽など感情に振り回されて生きているわけですが、それは、「欲望→思考型(欲望的思考)エレメンタル」を生み出している事になります。

生きていれば、どうしたって感情優位になりがちですし、感情を抑え過ぎて現世を生きるのも何か味気ない気もします。しかし、そんな喜怒哀楽のうち、特にネガティブな感情(怒り、妬み、憎しみなど)は、肉体レベルでも自分自身にも害を与えますし、対人関係にも負の影響を及ぼしますね。

ただ、例えばスポーツにおいて、「怒り」を「エネルギーやパワー」に変えたり、ナニクソと競争することで燃えて、結果を残す人もいます。芸術活動においても「怒り」を作品に表現している人もいます。しかし、その状態を維持継続するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。最終的に能力を最大限発揮・維持するためには、心技体を極めてゾーンに入る状況を作ったり、天からのインスピレーションを受け取るような心構えが必要になってくるのでしょう。

また、「年をとると丸くなる」と云われる一方、「年のせいか、すぐカッとなって怒鳴るようになった」とも聞きますね。
人生経験を積んで寛容になる人もいれば、行動範囲も考え方も狭まり、更には加齢による身体機能低下で不安が増して心の余裕がなくなってくる人もいるわけです。

怒りの6種類分類

「怒り」にもいろいろな種類があります。そこで「怒り」について調べてみると、こんなサイトがありました。

アンガーマネジメントによると、怒りは以下の6種類に分類することが可能だそうです。

①公明正大タイプ
ルールや規則を守らない人に対して、強い怒りの感情を抱きやすい傾向があるタイプ。道徳心や正義感の強さから、他人の過ちを正そうとする。

②博学多才タイプ
完璧主義で白黒をはっきりさせたい傾向があるタイプ。優柔不断な人や真剣さに欠ける人に対してイライラを感じやすい。

③威風堂々タイプ
自尊心が強く、周囲からの評価に対して過敏になりやすい傾向があるタイプです。自分への評価が低いと、イライラを感じやすくなる。

④天真爛漫タイプ
目上の人にもはっきりと自分の意見を主張し、感情を表現できるタイプのため、自分の意見を言わない人、物事がスムーズに進まない状況に対してイライラを感じる傾向にある。

⑤外柔内剛タイプ
温和な雰囲気を持ちつつも、軸がブレない意志の強さがあるタイプ。相手から頼られるとやりたくないことでも断れないため、イライラやストレスを感じやすい傾向がある。

⑥用心堅固タイプ
慎重な人に多く、周囲への警戒心が強く他人を信用できないため、人間関係において強いストレスを感じやすいタイプ。自分と相手との間に壁をつくるため、パーソナルスペースに入られることや、周囲に頼られることが苦手で、ストレスやイライラを感じやすい。

自分の性格から、自分がどのタイプに属しているかを知っておくと、より怒りのコントロールをし易くなるのかもしれません。また、それを知ることにより自分自身を客観的に観る事ができるようになり、人に対して寛容になり、包容力も増すようになると思われます。

怒りを静める「6秒ルール」

ところで、先日ラジオを聴いていたら、怒りを鎮める「6秒ルール」というものを紹介していました。

怒りを静める「6秒ルール」
怒りの対処術に共通するのは、「怒りに反射しないこと」です。 そのため、自分の怒りを感じたら、まず6秒待って怒りを静めましょう。 怒りは完全にはなくなりませんが、幾分か理性的になることができます。

この6秒がとても長いらしいです(笑)なぜ6秒なのか?それは、脳科学から導き出されたようですよ。

怒りをはじめ、不安や恐怖といった、いわゆる「情動」と呼ばれる感情が起きているときは、大脳辺縁系が活発に動くことがわかっています。

一方、怒りなどのさまざまな感情をコントロールする機能や理性的な判断、論理的な思考やコミュニケーションといったことを行うのが、大脳新皮質のなかにある「前頭葉」と呼ばれる場所です。

つまり、怒りの感情は、「大脳辺縁系で生じ、それを前頭葉で抑える」という構図となっている。この2つの部位の働きによって、怒りの感情は引き起こされたり抑制されたりしている。

「科学的に明確に定義することはできないが、前頭葉が本格的に働きはじめるまでにかかる時間は3~5秒程度と考えられます」という。

そこで、「6秒待つ」という方法が適切と考えられ6秒ルールが考案された。

前頭葉が活性化するまでの6秒間の時間を稼ぐ方法としては、相手の言葉を繰り返す、聴き返す。受け流す。咳をする、短く3回深呼吸する、席を外す、水を飲む、ネクタイを緩める、空気を入れ替える・・・・etc

最近の脳科学研究では、怒りなどのネガティブな感情は、他のことに意識を向けると軽くなることが明らかになっているそうです。

怒りのエレメンタル

さて、この「怒り」の6種類のタイプ怒りを静める「6秒ルール」をエレメンタルからの説明によって試みてみます。

「怒り」の6種類のタイプは、個性とも捉えることができますが、各々の人たちが、それぞれ、このようなタイプのエレメンタルに囲まれていて、事が起きると、そのエレメンタルを引き寄せて「怒る」と考えられます。それは人に対してだけでなく政治や国に対しても引き起こされますね。これらの怒りの種類は個人的な性格に起因するとするならば、そのエレメンタルは自分の魂の初期から構築され続けている(カルマから生まれる)個人的なエレメンタルの要素が強いように思います。

怒りを静める「6秒ルール」は、引き寄せている怒りのエレメンタルを他のエレメンタルに置き換えようとする試みとも言い表せます。

中毒や欲望のエレメンタルと戦ってはいけない。相手は目に見えない存在だし、手ごわい。そういうエレメンタルに対して攻撃的になり、戦いを挑むと、それにエネルギーを与えてしまうことになる。その力を消すには、無視することだ。逃げるのではなく無関心でいることによってエレメンタルの力を吸い取ってしまい、それを中和してしまうのだ。すると、そのエレメンタルは溶けてなくなってしまうか、エーテル界に浮遊して、そこで他の人に拾われたりする。

メッセンジャー

上記から、怒りのエレメンタルの力を消すには、無視すること、無関心でいることだとすれば、6秒ルールを適用することにより、怒りのエレメンタルは弱まりそうですね。そして、エレメンタルの総量は増減しないようなので、良質のエレメンタルに置き換えることができたら中和完了となります。

怒りを鎮める6秒ルールは対処療法です。とはいえ、繰り返し意識し行っていけば思考回路は変化していきます。最終的な根本治療は、「怒り自体」や「怒りを我慢するストレス」さえも無くすことです。

理不尽な出来事、マウンティングなどに対しては、最終的には、相手はまだ魂が未熟な状態であり、魂の発展途上であると考え、かつては(前世を含め)、自分自身も通過してきた領域だと思うようにできれば、包容力も増し、達観もでき、客観視もできるのではないでしょうか。

いきなりこのような境地になることは難しいでしょうが、何度も経験を積み、訓練していけば、思考回路も変わり、もし今生で、その境地が達成されなくとも霊性の向上に繋がると思います。

また、怒りの矛先を、例えば、
「人に対して怒る」のではなく「その人の行動・言動そのものを怒る」、
「国に対して怒る」のではなく「その仕組みや制度そのものに反対する
というように考えれば、少しでも感情的な思いは減ってくるのではないでしょうか。

いずれにしても怒りの感情を抑え込む、我慢している状態では、未だ怒りのエレメンタルが巣喰っている状態です。

関連するシルバーバーチの言葉を引用します。

私は悪とは同じエネルギーの用途を誤っていることだから許すべきではないという考え方をとります。あなたが悪い奴らと思っている人間は未熟な人間ということです。その人たちが表現しているエネルギーは成長と改善のためにも使用できるのです。悪い人間というのは霊的成長における幼児なのです。聞き分けのない子供みたいなものです。目に見え手に触れるものだけがすべてだと考え、従って物的世界が提供するものをすべて所有することによってしか自分の存在を主張できない人間なのです。利己主義とは、利他主義が方角を間違えたにすぎません。善なるもの、聖なるもの、美なるもの、愛、叡智、そのほか人生の明るい側面だけに神が宿っているかに考える旧式の思想は棄てなければいけません。
神の表現をそのように限定すれば、もはや絶対神が絶対でなくなります。それは条件つきの神、限定された霊となります。絶対神の本質は無限、全智、全能、不可変、不易であり、それが法則となって絶え間なく機能しているのです。

シルバーバーチの霊訓5 P151-3

まじめに、あなたなりの最善を尽くすことです。そして他人に対して寛容と慈悲の心を向けてあげることです。それができるということが進化しつつある霊の証です。人間は誰一人として完全な者はいません。煩悩をそなえた存在であり未熟であるが故に、時には的はずれのことを考えて間違いを犯すものです。だからこそお互いに寛容と慈悲と受容性と愛が大切となるわけです。

シルバーバーチの霊訓12 P72-3

あなたの心に怒りの念があるということは、それはあなたの人間的程度の一つの指標であり、進歩が足りないこと、まだまだ未熟だということを意味しているわけです。あなたの心から怒りや悪意、憎しみ、激怒、ねたみ、そねみ等の念が消えた時、あなたは霊的進化の大道を歩んでいることになります。

シルバーバーチの霊訓5 P96

コロナ禍で、心の平静を保つのも難儀な昨今ですが、ネガティブなエレメンタルを引き寄せないように、また引き寄せたなら良質なエレメンタルへ置き換えるように工夫しましょう。家庭内などではお互いにエゴが出易いですし、感情のもつれは粘着質になる傾向があります。毎日顔を合わせる相手を、朝起きたら毎日「一期一会」と思い、まっさらな気持ちで接する・・・と思いチャレンジしたことがありますが・・・なかなか難しいです^^; 代替えのエレメンタルの引き出し(興味や趣味やイマココ)を沢山用意して凌いでいますが(笑)。皆さまが日々、元気に暮らせますように祈っています。

PS:

リアルで観ていましたが、凄かったですね!感動しました。

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