マリファ◯で精神崩壊してみた ②~A君は目を真っ赤にしている~

A君の元に二人が集いました

一人は地元の友達のN。個人事業主で一千万以上借金があるのに毎晩バーで飲んだり、キャバクラでシャンパンを開けたりしちゃうやつです

そして僕。名前はKです。30歳で精神遅滞があり、ろくに仕事も自分で決められないまま派遣でその場しのぎで生きている様な人間です

A君はさも当たり前の様にマリファ◯をくゆらせ、ベッドに鎮座していました。
本当にまるで当然の様にーー

「相変わらず楽しそうなことしてるね」
僕が話しかけてもA君は興味がなさそうにしていました
しかし時々キッと目を光らせ、こちらを観察しているかの様でした

A君は整った顔立ちではないですが、眼光が鋭く、雰囲気のある人物です。その眼には危うさと知性を感じられます
骨格はがっちりしていて昔は取りつかれた様に筋トレしていて、腹筋で指を挟めるほどゴリゴリでした

「インドから帰ってきたと思ったらマリファ◯中毒になってたのかよ」

「中毒にはなっていない」

Aは少し怒った感じで否定しました

少し目を離してただけなのにNは既にマリファ◯を吸い、ブリブリになっていました

「K~これ最高くぁwせdrftgyふじこ」

僕はマリファ◯の経験がなかったですが、Nは20代の頃常習者でした。

話を聞くにAが持ってきたマリファ◯はべイプペンで吸うタイプで、THCを抽出したもの

アルコールで例えるとスピリタス

みたいな感じでとにかくやばい代物なんだとか



僕はマリファ◯を吸いましたーー
昔ヤンキーの友達とたばこを吸った様な感覚でした

全く恐怖の感覚はありませんでした

吸って、肺にとどめた瞬間ーー

意識が一気に覚醒しました


まるで今までいた世界を別の世界だった様なーー
身体の感覚は研ぎ澄まされて、自分の存在をくっきりと感じられ、なおかつ世界と一体になった様なーーそんな感覚ーー
そうーーまるで少年時代に戻った様な感覚がしたのです


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