世界“危険地帯”街歩き 写真集 Part.1 中国編 ~ウイグル大弾圧~
カシュガルに暮らす人々
中国政府から、信条や言論の自由を奪われているウイグル族の人々。無数の監視カメラ、隣人との相互監視、徹底的な検閲・・・。そんな過酷な状況の元で、日々の生活を送っている。数年後には消えてしまうかもしれない、カシュガルの人々の営みを撮影した。
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お昼過ぎ、ウイグル族住居街を歩いていると、大勢の小学生たちが一斉に下校していた。整然と隊列を成して下校する子供たちを、武器を持った父兄と警官たちが出迎える。
【カシュガル地区にある小学校の校門前で下校を待つ父兄】
【隊列を成して下校する生徒たち。皆、赤いスカーフを付けている。中央に公安がいる】
子供たちにスマートフォンを向けると、はにかみながらも、こちらを向いてくれる。日本人(ウイグル語で“ヤプリヤニク”)だと告げると、手に持っていた紙切れを見せてくれた。「ナルト」と嬉しそうに教えてくれた。
【「ナルト」のキャラクターを描いた落書きを見せてくれる男の子】
【下校途中に買い食いをする中学生くらいの女の子たち】
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ウイグル族住居街には、細々と小さな商店を営んでいる人々が多い。スパイスや紅茶、伝統的なウイグル族の料理である、羊肉の串焼きを売る人々など様々だ。温厚そうな人が多いが、イスラム教徒か尋ねると途端に口を閉ざす。
【野菜を売る商店前で集まる男性たち。皆、ヒゲを短く刈り込んでいる】
【スパイスを売る男性】
【羊肉の串焼きを道端で売る女性。ウイグル族の女性は眉毛を繋げてみせるメイクをする】
カシュガルの夜は遅い。11月下旬、日が暮れるのは20時過ぎだ。中国は、北京を基準としたひとつの標準時間しか認めていない。そのため、北京から4000km以上離れたこの街では、なかなか日が昇らず、日が暮れない。真っ暗な街角で、小さな子ども達が遊んでいる。
【サッカーに興じる子ども達の近くに座る乳幼児。まだ1~2歳ほどに見える。近くに大人の姿はない】
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ウイグル族の女性は、髪をとても大事にする風習がある。そのため女児は、将来美しく豊かな髪が生えてくることを願い、髪を剃る。何人か、髪の毛が短い女の子に出会った。
【小さな飲食店で遊んでいた女の子】
【市場前で遊んでいた子ども】
写真集Part.2に続きます。
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