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キッチンが好きだ

わたしはキッチンが好きだ。夫と二人暮らしなので自分の部屋がないけど、料理番をしているのでキッチンが完全に自分の縄張りになり、どんどん愛着が湧いている。限られた空間にどう収納するか考え、床を這いつくばりながらメジャーであちこち測って、ぴったり合うものを見繕ったり、空いたスペースにおやつ専用のかごを新設したり、料理がしやすいように調理道具をぶら下げてみたり。狭い場所に、実用性と自分らしさを詰め込んだキッチンが愛おしくて、用もないのにただ見ているだけの時間もある。今もまさにそうで、この気持ちをnoteにしたためることにした。

シンプルで物が何も出ていないキッチンも憧れるけど、秘密基地っぽい感じにしてみたくて、けっこうあれやこれや出しっぱなしにしている。書いていて思ったけど、機械いじりが好きな人のガレージみたいな感じなのかな。

縄張り

特に出まくっちゃっているのがガス台まわりで、フライパンや、マッコリカップ、ピーラーや計量スプーンなどの一軍メンバーはとにかくぶら下げることにした。最近得意げになっているのは、デジタルばかりを出しっぱなしにしておくことです。特に砂糖を計量スプーンで測るのが面倒になって、大さじ1はだいたい9gと覚えてはかりでちゃっと測るようにしている。このキャベツ何gあるんだ?もちゃっと測れるし。

うさちゃんタイマーもお気に入り

自分の部屋感を出したくて、無理やり机と椅子も導入した。右下の戸棚が開けづらいこと。でもそんなの気にしない。机があれば、料理するときにとりあえず食材を出しておくスペースにもなるし、じっくり煮込んでいるときはちょっと座って休憩してもよい。一人のときは、ここでそのまま食事をすることもある。座ったまま電子レンジから出して即食べるっていうのも楽しい。本当に狭いのだけど、なんか昭和の小説に登場する女中になったような気分で面白い。窓があるので、外の気配を感じながらぼーっとしている。

ぼーっとする場所

せっかく窓があるので、植物も置いてみることにした。左のは名前なんだったか。春に百均で買ってきてずっと微動だにしなかったが、暑くなった途端にめきめきと葉を出しており、成長が楽しみだ。この窓際コーナーにはたまに豆苗が仲間に入ったりもする。

右のは無印で買った

それとお気に入りがもう一つあって、組子細工の鍋敷きだ。閉まっておくのはもったいないので、飾って日々眺めている。

八重桜亀甲という模様

よく考えれば調理道具は美しいものもたくさんある気がする。ブリキのマドレーヌ型も大好きで、パウンド型とかプリンカップなどのブリキシリーズと一緒にどうにかして飾りたいのだけど、まだ上手いことできていない。壁に棚をつけるか考え中だ。
と、こういうふうにキッチンの装飾を考えるのも楽しい。はじめは絵でも飾ろうかなと思ったこともあるけど、お気に入りの調理道具を飾った方が、わたしらしいキッチンになるかなあと思っている。キッチンが好きだなあ。

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