2つのオールドレンズと街へ。
ども、spinozamotors です。
先日カメラ好きな同僚から、
「今度はこれどうですかぁ?」
と、レンズ2本を手渡されました。
お、見るからにただものではない!
そのレンズとは、
1. KMZ の MC MIR-20M 20mm f3.5
2. Carl Zeiss Jena の Tessar 50mm f2.8
(後半で少しふれます。)
今回は、この2本のレンズを持って街をおさんぽしてきました、的な、レンズの試し撮り が中心の機材ネタでございます。
どんな絵が撮れるのでしょうか?
とても個人的な実験で、私的な健忘録みたいなものではございますが、ちらーっとお付き合いいただけると幸いでございます!
KG+ @TIME'S ビル
三条木屋町の TIME'S ビルの中で KYOTOGRAPHIE の KG+ の展示がされていました。
さすがの 20mm!
室内撮影はお手のもの!
周辺の光量落ちとか、歪みとか、色被りとか、ほとんど感じられません(あるんだろうけど)。
写りも「文句なし」です!
安藤忠雄氏設計のTIME'S ビル。
KG+はさることながら、建物にも興味がそそられます。
喫茶ガボール(再)。
TIME'Sビルのすぐそこ、喫茶ガボールさんに再びお邪魔しました。
そして残念なことに、
フレンチトーストがメニューから外れていました!
前回の記事でおすすめしておりましたが、すいません、GW限定で試作的に出されていたようです。「あれ、最高においしかったのでぜひレギュラー化して!」とお願いしてきました。
さて、レンズですが、
50mm だと、こんな画角が、
20mm だと、こんな画角。
f3.5 でこの距離だと、パンフォーカスに近い。
それにしてもすごい世界観。わたしにはツボです。
KMZ / MC MIR-20M 20mm f3.5
前玉でかっ!
いかつっ!
1968年から今も作られているこのレンズ、前玉のデカさは伊達じゃなく、良い写りです。
同僚いわく、「いろんな問題を抱えていたこの個体を安価で手にいれ、2カ月かけて修復したので、ちゃんと写るか見てほしい」とのことだったのです。
だいじょうぶ、ちゃんと写るよん!
最短撮影距離が18cm!
f3.5 だけど、近づけば背景のボケも作れます。
Carl Zeiss Jena / Tessar 50mm f2.8
レンズの構成は時代とともに複雑化してきましたが、テッサーは、120年も前に考案された3群4枚のシンプルなレンズ構成。昔のシンプルなレンズは、それはそれで良いところがあるんじゃなかろうか?
ふだんは柔らかな描写を求めてオールドレンズを使っていますが、逆に、「鷹の目」の異名を持つこのレンズも試してみたくて、同僚にリクエストして借りてみました。
ぬぬぅ、なるほど、
カリカリしてるぅ!
ヌケ感も感じられます。半世紀前のレンズなのに現代的な写り。
そして、spinozamotors らしからぬ作風に仕上がります。
おわりに
みたいな感じの「オールドレンズ2本試し撮り」でした。
こんな個人的な試し撮りにお付き合いいただき恐縮です!!!
数時間使ってみただけではありますが、今回の2本ともいい感じの特徴を持ったいいレンズのように思えます。
20mm超広角は、室内撮影(頻度は少ない)やパースのついた構図(急に思いつかない)に使えそうです。テッサーは、たまにはカリカリしてみたいときに使えそうです。
それにしても、わたしの同僚、いったい何本レンズ持ってるんだろう?
買わなくてもいろんなレンズの試し撮りができるので感謝してます!!
機材:SIGMA fp とレンズ2種。