鹿児島の春(3)~世界遺産、薩摩藩島津家別邸・仙巌園~ 17 すぴー 2020年9月25日 19:45 桜島を望む雄大な庭園で、世界文化遺産でもある「名勝 仙巌園」。個人的に日本の庭園ではここが一番気に入りましたので、今回は仙巌園スペシャルでお届けします。 仙巌園は万治元年(1658年)、19代光久によって築かれた島津家別邸です。錦江湾や桜島をとりいれた雄大な景色が美しく、迎賓館としての役割も果たしています。日本の近代化をリードした場所でもあり、2015年に世界文化遺産の構成資産に登録されました。 やはり庭園は周囲の景観が重要です。周りがビルだらけであるより、美しい自然の風景であるほうが何倍も映えます。 そのまま飲めそうな湧き水。 園内を散策。山側から海側まで、わりと高低差があります。 右手に、下の道を行く人が見えますね。 曲水の庭。昭和34年(1959年)に発掘され、江戸時代の姿をとどめています。 園内の御殿は幕末明治には迎賓館となり、国内外の賓客が訪れました。最後の藩主となった島津忠義も明治30年に亡くなるまでここで暮らしています。 見晴らしの良い、芝生のエリアに向かっていきます。 鹿児島のシンボル、桜島。標高1,117メートルの活火山で、立ち上る噴煙からは大自然の力を感じることができます。 仙巌園の前には日豊本線が通っています。日豊本線は、福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から大分駅、延岡駅、宮崎駅および都城駅を経由して鹿児島駅までを結ぶ、JR九州の鉄道路線です。 仙巌園は他の大名庭園と異なり、大きな池や築山がありません。それは錦江湾と桜島がすぐ目の前にあるためです。桜島が最も美しく見えるといわれるこの景観は、島津家歴代に愛されました。 右手に見えるのが御殿です。29代島津忠義が本邸として使用していました。 芝生のエリアにはハトがたくさんいました。 ひさご池。曲水の流れを落とす滝と池。この石組と石橋は、英公使パークスが1866年に仙巌園を訪問した際にヨーロッパに紹介された風景のままです。 大河ドラマ「篤姫」のロケ地としても登場した水道橋付近。 獅子乗大石灯篭。庭園の中で最も大きな灯籠。笠石の大きさは8畳分もあります。上に乗る獅子は空から飛び降りてきて、着地後に桜島の方を振り返った姿だそうです。 いいなと思ったら応援しよう! ちょび丸(1歳)の応援をよろしくお願い致します~😉 チップで応援する この記事が参加している募集 #一度は行きたいあの場所 56,892件 #写真 #一度は行きたいあの場所 #国内旅行 #世界遺産 #鹿児島県 #桜島 #日本庭園 #世界文化遺産 #薩摩藩 #迎賓館 #錦江湾 #仙巌園 #日豊本線 #島津家別邸 17