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noteのコンテストは書き手にパワーをくれる有り難い存在

気づくのが少し遅れてしまったが、コンテスト「#はたらくってなんだろう」の審査結果が発表された。

私はこのコンテストの応募締め切り最終日に以下の記事で挑戦した。こういう、「〜とは」みたいなお題を出されると真正面からその問いに答えたくなる性分だが、今回のテーマはさすがにまともにやりすぎるとハンナ・アーレントとか哲学の話みたいになるので、対象を絞ることにはなるが自分の経験にも多少立脚する形で書いてみた。
それでもいくつか本を読まなければならなかったので期限ギリギリになってしまった。

結果は普通に落選。私のフォロワー数の半分近くのスキがついたので、まぁまぁ響いてるんじゃない?と思っていた。これまでいくつかのコンテストに応募してきて、受賞しないにしてもバッジくらいもらえてもいいのに・・・という気持ちはいつもあったような気がする。

でも考えてみれば、フォロワー数の半分近くのスキがついたのは、そのテーマに(受賞を頭の片隅に置いて)真面目に取り組んだからなのだ。
普段考えていたことを煮詰めただけとはいえ、コンテスト等のインセンティブがない状態で複数のネタから1つを選んで真面目に取り組むということは、私の怠惰な性格的に考えられない。

記事についたスキを見ると、比率的に私のフォロワーが少ないことに気づく。私は現在育休中であるし、管理職として仕事については安易に書けないことも多いから、私のフォロワーにはビジネスサイドの人が少ない。そういう状態で働くことについて書いたから、ビジネスサイドのご新規様のスキが多かったということだ。

私はそこから辿って、なるほど私のこの記事に興味を持ってくれたのはこういう人達なのか・・・ということが分かった。それで逆に興味を持って私からスキしたりフォローした人もいる。結果として、コンテストが新しい繋がりを生んでくれたわけである。
そうしたことがあるから、コンテストの受賞というのはオマケに過ぎないと思える。

私は正直、noteがコンテストに選ぶお題というものはいつもキラキラしすぎていると感じていた。「はたらくってなんだろう」にしても、キラキラして実体験に基づいた具体的な答えを求めているんでしょ、と思ってきたし、それは今も大して変わらない。

しかし、深くそのテーマについて考えればキラキラになんてなりようがないのだという私の反発心のようなものが、記事を書くエネルギーになっている側面がある。つまり、私一人では考えるに値しないと切り捨てていたようなテーマが、コンテストのお題として取り上げられ、いざ書いてみるとキラキラと反キラキラの戦いになって案外面白い論点が生まれるということがある。

「大企業で働く意味」もそうだし、次の記事などは更に分かりやすく両者の戦いになっている。「挑戦している君へ」というキラキラテーマは単独で突っ走らせると危ないと考え、挑戦派の記事と慎重派の記事の2本立てで応募した事例である。

また「はたらくってなんだろう」の続編コンテスト、「自分にとって大切なこと」に応募した次の記事でも極力キラキラしないように書いている。
私は、キラキラした応募作品を見たネガティブ派の人達に、挑戦していない自分はダメだとか思って欲しくないし、ポジティブ派の理屈も分かってもらいたいのだ。

まぁそんなこんなで、コンテストは私にとって有り難い存在である。毎回毎回、あれだけの応募数を審査するコンテスト運営側の苦労も想像に難くない。
noteの場合は基本的にタグをつけるだけで応募できるから、気楽に応募しちゃえ!という考え方もできるが、以上で述べてきたようなコンテスト応募のメリットは受賞を狙ってこそ享受できるものだろう。

今後も挑み甲斐のあるコンテストが出てくることを楽しみにしている。

ではでは。

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