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映画を観る意味とは?

映画はただのエンタメか?

長らく娯楽とされている映画だが、観る目的とはなんだろうか。
暇つぶし?
趣味の一環?
時間を使って楽しむもの?
いずれも正解なんだろうけど、自分は別の目的で観ている。

自分とは何かを知ること

って書いたけど結局は他者(映画監督)の価値観を知って、自分を知ることにつながっていくことなんだと思っている。
他者を知るには、出会って会話をしたり、本を読んだり、SNSで誰かとつながること。
映画はただ一方的に語るだけである。
物語は進んでいくが、私たちも物語についていく。
そして自分だったらどうするかを考える。

映画も自己表現の一環だ!

映画監督も様々な人がいて、ストーリーのよくわからない映画もあったりする。
でもその監督が描きたい”何か”が確実に存在しているはず。
監督の出自や、過去作品で語っていることから、その作品に対する物事を観ていくことが楽しいのだ。
ただ作品自体を楽しむだけではなく、自分の頭で考える余地を与える作品に出会うことができることこそ、映画の魅力ではないかと思うのだ。

今こそ古典作品へ!

古典作品と言ってしまうと失礼だが、今こそ新作ではなく旧作を探求していくべきではないかと思う。
ゴダール、タルコフスキー、ベルイマン…数多の名監督が存在しており、新作だけを観るだけではもったいない。
古くからの価値観も、世界の人々の価値観も、歴史によって積み上げられた価値観も。
映画を観ることも、自分の価値観と比べながら他者の気持ちを考えることや、様々な立場の人たちが存在していること、存在してきたことを学んでいける。
観るだけではなく、語り、考えることで映画を愛していきたいと思います。

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