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1月16日の記 ソラニンが響く日

朝ご飯 ミスタードーナツ
昼ご飯 備蓄米に無印良品のバターチキンカレー
晩ご飯 牛タン 卵いり味噌汁 ししとうとピーマンを焼いたもの 茶碗蒸し ご飯 ビール一本

朝ご飯はミスタードーナツのゴディバコラボ。これとコーヒーとか幸せなスタートでしかない。

この前食べれなかった方のコラボドーナツだけれど、これもやっぱり美味しい。ミスド最高。お願いだからバタークランチを復活させてくれ…。

諸諸の手続きで市役所まで一人で出て、帰りにどうしても本が読みたくなって(家の本は殆ど全部引っ越しの準備で封印状態)、本屋さんへ。スマホもあるのだから、アマゾンでkindle使えばいいやないかと思われるかもしれないが、どうしても紙の本の方が好きだ。ここだけは令和にアップグレードできていない。

『ハクメイとミコチ』の最新巻、『私は存在が空気』(中田永一)、『われは歌えどもやぶれかぶれ』(椎名誠)を購入し、ホクホクで帰宅。ミニチュア好きにとってハクメイとミコチはにんまりしながら楽しめる漫画。きゅうりサンドを作るエピソードが最高だった。

帰りながらランダムで音楽を再生していたら、アジカンの「ソラニン」が流れる。

その時撮った空

言わずと知れた同名漫画の映画化に際して作られた曲で、映画は宮﨑あおいが主演で出ていることももちろん最高(他のキャストもすんごくよい)なのだけれど、作品の核をなすこの曲は、やっぱりすごい曲だなと思う。目の前に見える景色が、なんだかストーリーを持って飛び込んでくるような感じがした。

当然思いは原作に飛ぶわけで。

リンクを張るために小学館のページを見て気付いたんだけれど、「完全版」のあとに、さらなる「新装版」が出てたのか・・・!新規エピソード読みたさに完全版は買ったけれど、新装版も買うべきか。うむむ。そしてまた表紙がいいなこれ。←ウルトラ勘違いをしていて、自分が持っているのも新装版だった。表紙に見覚えがないのは、僕が帯(割と幅が広い)を外さずにずっと読んでいたからだ。

ソラニン、初めて読んだ時は、まだ「夢をあきらめること」「社会に出ること」「大人になること」の本当の意味も難しさもわかっていなかったけれど、気づけばそんなことを多少はわかってしまえるほどには、自分は年をとってしまったのだなと思う。あの頃は共感できたはずの種田たちの青さを、川の向こう岸から眺めているような気分だ。

小説の『いちご同盟』と、この『ソラニン』は、読むたびに自分が「前に進んでしまったこと」を少し寂しくさせる作品だ。大人になって後悔することの一つに間違いなく上げられるくらいに。

たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする

ソラニンの歌の中にはこんな歌詞が出てきて。
それをまだ青かった僕は「悪いこと」のように思っていた。
けれど、考えてみれば今、自分はそんな「ゆるい幸せ」の中にいる。。

けど、諦めない夢はまだ何とか持っているよ。

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