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良好な親子関係とその環境づくりを目指す中学校教師のお話

あっという間に今年も5日が終わろうとしています。

皆さんはどんなお正月でしたか?

私はドイツの親戚が3年ぶりに帰省していたり、娘をこども病院に連れていったり、グータラしていた例年に比べると忙しかったかなという印象です。

かなり乱れた食を戻さないとあかんなあと心新たに包丁を持とうとしているようないないような。。。

さて、前回のブログで「なぜ中学校教師が幼児向けのボール遊び運動バルシューレを学びだしたか」ということに触れました。

今回はその理由をお話ししようと思います。

最後までお付き合いいただければ有難いです。

結論から言うと、生徒の笑顔が見たいから。

生徒指導担当という役職に就いていたときのこと。

学年関係なく生徒の様子を観察することに一生懸命だったころ、あることに気づきました。

それは、学年が上がるほど調子の悪い顔をしている生徒が増えるということです。

ここでいう調子とは、体調のことではなく精神面での不調のこと。つまりストレスを抱えそれを吐き出せないでいる生徒のことです。

該当する生徒の様子を担任に尋ねるとほとんどの生徒が親子、両親、家族それぞれの関係が最悪な状態でした。

つまり、人間にとって一番安全で安心できるはずの家が一番ストレスの溜まる場所であるということを意味します。

そんな環境で生活していて穏やかな顔になるはずがない。

何とかできないだろうか?

そんなことを考え出したころに読んでいた本が桜美林大学の山口創先生の「子供の脳は肌にある」でした。

https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%84%B3%E3%80%8D%E3%81%AF%E8%82%8C%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E5%89%B5/dp/4334032451

アタッチメントといって、スキンシップやなでなでするなど直接肌と肌が触れあうことが子どもの成長には大切なんだよといったことが書かれてあり、上記の生徒に必要なのは「これだっ!」と思い、早速保護者に来校してもらい、事情を説明してぜひ今日からハグを!!

・・・とやろうと思ったんですが、まず無理だろうと思い、やめました。

生徒は「子ども」を、保護者は「親」をそれぞれ15年やってきて、それぞれの性格や考え方もある。「子ども」と「親」の関係もある。

すべてがほぼ出来上がっている状態。

そこに教師とはいえ赤の他人が「スキンシップが足りてないですよ!」などと偉そうに言ったところで「じゃあ・・・」ってなるだろうか。

それこそいい迷惑。反感を買うだけ。ただの自己満足にすぎないだろうと判断しました。

そうなると・・・中学校教師のできることってあるのかな?目の前に苦しんでいる生徒がいるのに何もできないってこと?と当時は随分悩みました。

そんなもやもやした気分のまま時は過ぎ・・・といっても数日だったかな?あることに気づきました。

「だったらそんな関係にならんようにしたらいいんちゃうん!?」

親子関係が最悪な状態にならないように、親子関係が良好のまま子どもが成長できるようにできることはないだろうか。

そこで考えたのが、上記のアタッチメントをいっぱいできる親子教室みたいな運動教室みたいなものを行って、いっしょに遊んでオキシトシンをいっぱい出してもらって子育てって楽しい!と少しでも思ってもらえる環境を作れないだろうかということです。

それからいろいろ探すうちに出会ったのがバルシューレでした。

厳密に言うとバルシューレは親子でやる遊び運動ではありませんが、先日こんなことがありました。

私が参加した指導者講習会に我が子らも対象者として参加させてもらいましたが、とにかく楽しそうにボールを追いかけます。その姿を見て私も嫁も笑顔!

講習会が終わってからずーーーっと楽しかった!(^○^)と言ってました。

笑顔で話しかけられると聞く側も自然と笑顔になるし、笑顔で話している姿を見てやはり笑顔になるし、会話は自然と増えました。

その日の晩御飯はいつも以上に食べ、睡眠もしっかりぐっすり。

きっとその日の私も嫁もオキシトシンがいっぱい出ていたことでしょう。

話を戻しますが、子どもがすくすくと成長すること。親が少しでも子育てが楽しいと感じられること。そして親子関係がいつまで経っても良好であること。

そんな理想を掲げて、そんな環境を作りたいと思い、試行錯誤しています。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうご

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