【即効性アリ】小説執筆のスランプ脱出方法【物語には目的があります】
こんにちは、山本清流です。
小説を書いていて、行き詰ってしまった。そんなときありますよね。
どうすればいいのか。山本なりの考えを参考程度に。
今回は、物語の目的という観点から、お話しします。
お話しの内容は、以下のとおり。
①物語の目的を見失っていないか ②物語の目的を見失う原因 ③物語の目的から考える物語の構造 ④常に物語の目的を意識する ⑤長編小説は短編小説の融合体?
さっそく、行き詰まりを解消しましょう。
【物語の目的を見失っていないか】
いま、行き詰っている小説がある人に、質問です。
その物語の目的はなんですか?
すぐに答えられなかったのなら、物語の目的を見失っているかもしれないです。そんな方にお話しします。
【物語の目的とは】
主人公が達成しようとしている目的のことです。
全国大会での優勝や、魔王を打倒することなど。いろいろあります。
一般に、小説の冒頭で目的が明かされ、小説の結末で結果が描かれます。
冒頭から結末までの間は、その目的へと主人公が奔放していきます。
たとえば、名探偵コナンだったら、事件を解決するのが目的です。
コナンは、事件を解決しようと一貫した意思で行動します。
その目的を見失うと、作者自身も、迷宮に迷い込みますよね。
【目的を見失ったら、書けなくなる】
物語の目的を見失うと、往々にして、書けなくなります。
なにを書くべきか、作者自身、わからなくなっているからです。
僕の場合
実は、僕も、最近、ほとんど書けなくなっていました。
ひとつ長編小説を書いているのですが、なかなか書き進まず。
どうして書けないのだろう。
散歩しながら考えているとき、物語に目的がないことに気づきました。
いまは執筆意欲が戻り、大幅に修正しようとの意思が固まっています。
【物語の目的を見失う原因】
作者がべつの目的に注意を向けているからだと思います。
たとえば、きれいな文章にしようという目的や、きれいな情景にしようという目的、など。
ほかにも。魅力的なキャラクターをつくろうという目的や、オリジナリティーあふれる展開にしようという目的、など。
僕の場合
僕は、とにかくオリジナリティーを追求していました。
そちらに注意が向いていたせいで、物語に目的がなくなっていました。
完成度の高い作品にしようとするのは大切だと思います。
ただ、物語の目的を見失わないよう、注意が必要です。
【物語の構造とは】
物語は、目的の入れ子構造になっています。
全体の大きな目的、そのための目的①、そのための目的②……
みたいに、目的が連鎖していきます。
たとえば、名探偵コナンだったら。
事件を解決したい。そのために証拠を集めたい。そのために現場に侵入したい……。みたいな感じ。
【つまり】
主人公は、常に、全体の目的を達成しようとしています。
目先の目的を達成しようとするのは、全体の目的のためです。
全体の目的を把握しておくことは重要ですね。
【物語の目的を意識しよう】
物語の目的を意識すると、書きやすくなります。
難しい問題よりも、まずは、物語の目的を。
【まずは、書き出してみる】
物語の目的を書くと、はっきりします。
その目的のためにどんな展開や障害や葛藤を用意するか。そこも見えてきます。
目的にむけて、現在どんな段階にいるのか。そこも把握できます。
僕も書き出してみました。それで物語の方向性がはっきりました。
まずは書き出してみること。おススメです。
【目的から逆算して、展開をつくる】
こういう作り方もアリなのでは、と個人的に思いました。
目的を中心に据えて、物語を展開させる方法です。
例:魔王討伐の場合
魔王を討伐することが目的の場合を考えます。
そのとき、魔王のもとに辿り着くまでにいくつも障害を設置したり、魔王を討伐するためのアイテムを手にするための旅に出たり、と考えられます。
目的から考えると、物語が明瞭に見えてきますね。
慣れてる人は無意識で考えているのかもしれません。
【長編小説は短編小説の融合体?】
語弊があるかもですが、僕は、そう思います。
長編小説は全体に大きな目的があるけど、部分部分では小さな目的があります。
その小さな目的を達成するまでのストーリーは、短編小説みたいです。
その短編小説のようなものが組み合わさって、長編小説ができてると思います。
いったん、短編小説を書いてる気分で、小さな目的を意識することもアリですね。
小さな目的と大きな目的をどちらも把握できてると、書きやすいはずです。
【目的を取り戻し、執筆の世界へ】
今回は、これくらいで。最後にひとつ。
目的を失い、書けなくなることはつらいです。
ぜひ、目的をはっきりさせて、行き詰まりを解消してみてください。
今回の内容が参考にならなかった方には、力及ばず、申し訳なかったです。
ほかの記事では、べつの考え方も提供しているので、よかったら、ご一読ください。
僕も、小説の執筆、頑張ります。
読んでいただき、ありがとうございました。では。