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日記

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山本清流の日記です。日記の内容としては、範囲を限定しないつもり。限定したとしても、例外が絶対に出てくるから、あらかじめルールはつくらない。そのとき、書きたいことを書く。
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2020年9月の記事一覧

【日記】開き直りたい大学生の日常

 人間は、開き直る生き物である。

 ちょっとしたことでもすぐ大胆に開くような文庫本のタイプもいれば、ときどき開くだけのハードカバー本タイプの人もいる。あるいは、用途がない以上は絶対に開かないという付箋型のタイプの人もいるし、常時佇んでいるだけだけど時が来たら開くという辞書型のタイプの人もいる。みな、さまざまな戦略で開き直るが、僕は、おそらく、本棚の後ろのほうに押しやられた、忘れられた文庫本である

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【日記】僕が人の気持ちがわからない理由【ついに判明して、泣いた】

 人間は、人の気持ちがわかる生き物である。

 メンタリストみたいに顕微鏡を覗くがごとくに人の気持ちを子細に把握できる人もいれば、接眼レンズを覗いたはいいが、プレパラートがうまく設置できなくて、ぼんやりとしか人の気持ちが見えないような人もいる。僕は、後者の人物である。毎回、ぼやけていて、よく見えない。

 見えない弊害は、結局のところ、妄想で補うしかないことである。見えないのだから、そのぼんやりと

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【日記】僕は頭の回転が遅い

 人間は、頭を回転させる生物である。

 その回転スピードはそれぞれだ。回転ずし並みの回転スピードを誇る人もいれば、『俺のフレンチ』とか『いきなりドンキー』並みの超絶回転で回りつづける人もいる。そんな中、この僕は、高級寿司店とか日本食料理店とかの回転スピードである。

 とにかく、遅い。遅くて遅くて、困ってしまう。

 一度やってきたお客さんという名の思考がずっと頭の中に居座りつづける。「勘弁して

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