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Jiraで作業を管理する

タスク管理にJiraを使う

 今回は「ソフト開発失敗本」執筆のフローにおけるJiraの使い方です。前回JiraとGitHubの連携という予告をしたのですが、Jiraだけで力尽きました。スミマセン。

 では改めて、全体システムを示します。

全体システム

 Jira自体の使い方は省きます。世の中にいっぱい分かりやすい解説が存在していますので、ぜひそちらをご参照ください。

課題(作業)を定義する

 まずはJiraのバックログにやるべき作業をもれなく突っ込みます。すでに企画上50エピソード(その後42エピソードに絞りましたが)と決まっていますので、それらをJiraの課題として登録し、見積もりをします。

課題を登録する

 このnoteを書いている時点(2024/6/20現在)出版済みですから、Jiraで管理している各課題は完了しています(というか終わってないと怖い……)。上図はJiraで課題リストを表示させたものです。どんな項目を課題にしていたのか、その課題をどのくらいのストーリーポイントにしていたのか参考にしてください。

 例えばこの図の課題(FTG-1)は3ストーリーポイントと見積もっていますね。(実はその後ちょっと3では無理っぽかったので、各エピソードは5ストーリーポイントに見直してます)

ストーリーとタスクとエピックの使い分け

 ちなみにJiraではデフォルトでストーリーとタスクという2種類のラベルを課題に付けることが出来ます(厳密には「バグ」ラベルもありますし、そのほか自分で定義も出来ます)。今回は「書籍に直接掲載されるものはストーリー」「それ以外をタスク」という風に決めて登録しました。使い分けの正解はわかりませんが、システムなんて自分の都合で使えばいいのであります。

 Jiraにはもう一つエピックという、各課題につけられるラベルがあります。エピックを定義しておくと、下図のように縦軸をエピックにしてタイムラインを表示することが出来ます。よって今回はエピックを各章の名前で定義しました。こうすることで何章はいつ出来上がるのか、ということがすぐに分かります。(システムなんて自分の都合で……)

タイムライン

ベロシティを決めてSprintを計画する

 各Sprintの計画フェーズにおいて、このSprintではどのストーリーおよびタスクを実行するかを決めます。今回エピソードによって優先順位などありませんので(最終的にすべてのエピソードがないと本にならない)1章の頭から順に計画していきました。

 まずは各Sprintで40ストーリーポイントこなせると仮定して、ストーリーとタスクを詰めていきました。結果的には大体40~50ストーリーポイント出来ましたので、そんなに離れた見積もりではなかったです。

考える作業は見積もりにくい

 参考までにここ最近のベロシティレポート貼っておきます。ほかの状況で出来るとき出来ない時があるのですが、1Sprint45ストーリーポイントぐらいで計画しています。これちょうど本の発売前後でテンション上がってプロモーション漫画(執筆裏話)描きまくっている頃ですね(笑)

ベロシティレポート

 これはめっちゃ頑張ったというより、裏話のネーム作成にかかるストーリーポイントを多めに見積もっていたのだと思います。もっと悩むと思ったけど、想定よりスムーズにできたという感じ。とはいえ、ネームはいつ行き詰まるかわからないのでストーリーポイントは大きく変えず進めましたので、こんな結果になったと考えています。

Jiraさん過去は振り返らない仕様だから

 バックログもスクリーンショットをお見せできたらと思ったのですが、Jiraさん完了したSprintはもう見えないのですよね_| ̄|○
(いや再オープンしたら見えますけど、見るためだけに再オープンというのも……)

 あと直近の7Sprint分しかベロシティレポートも見れない……うーん。レポート系の充実は今後に期待です!

次回はGitHubについて

 次回はGitHubとGitHub Flowについて書きたいと思います

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